ジュウ ページ10
今日はやっと月曜日！
ケーキ屋さん楽しみだなぁ♪
大和も私もケーキ好きなんだよなあ〜
大和にケーキ作ってあげたら喜ぶかな？
今度の記念日に作ってあげようかな♪
そう思った私は、ケーキのレシピの本を借りるために図書室に向かった。
図書室の前について、ドアを開けようとしたとき。
中から声が聞こえた。
聞き覚えのある声だからすぐに分かった。
｢大和…？｣
立ち聞きなんてよくないと思いながらも、どうしても気になって少しだけドアを開けた。
｢大和〜、いつ彼女と別れるの？｣
｢ごめん、別れたくないって泣きつかれてさ。｣
｢何その女！こっわ〜い！
あんな女より里奈の方が大和のこと好きなのにぃ…｣
｢早く別れるよ。俺も好きだよ、里奈｣
そう言って二人はキスをした。
嘘…でしょ……
｢や、まと…｣
あるだけの声を振り絞ったけど、情けない声しかでなくて。
だけど静かな図書室には聞こえる声だったようで、二人が一斉に振り返る。
｢A…ち、違う！これは違うんだ！｣
大和が必死に誤解を解こうとしてきた。
｢一番好きなのはAだ｣、｢愛してる｣、そんな言葉が聞こえたような気がしたけど、今の私には何も響いてこなかった。
私は走ってその場から立ち去った。
大和が追いかけてくることもなかった。
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雨ノ宮心音(プロフ) - 実在する人物なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年5月18日 0時) (携帯から) (
レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
桜木 - 更新頑張って下さい！続きが気になります！ (2016年4月10日 8時) (レス) id: fcd841b6cf (このIDを非表示/違反報告)
yuilucky7(プロフ) - 更新頑張ってください (2016年1月10日 0時) (レス) id: 72616787f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱら | 作成日時：2015年12月29日 21時
