あの子の隣【SVT】

_Hoshi ページ27

「ッッ！？！？こ、この！！泥棒猫！！！」

暖かい日向の下でジョンハン先輩の抱き枕になっていたところにスニョンの登場である。

通りすがりで目があったと思ったら持ち前の瞬発力でこっちに来て冒頭のセリフを叫びながら私の腕をひっぱってくるから力の差的にスニョンの胸に飛び込む羽目になる。


「あ〜…俺の抱き枕ぁ…スニョンイも泥棒猫じゃん」

「ヒョン！俺は！！！ホランイです！！！」

「寒すぎてヒョン死んじゃう…」

『虎のことについては全スルーなんだ』

「スニョナ、おいで」

「えへっ！！！えへへっっ！！」

『待って。私が泥棒猫だったんかい』

ジョンハン先輩が腕を広げるとすぐさまスニョンがジョンハン先輩の腕に収まる。
暖かくてご機嫌なジョンハン先輩と、そんなヒョンに構ってもらえて嬉しいスニョンは可愛いので写真を撮ってスニョンのアボジとオモニに送信。

懐が暖かくなっても身体は暖まらないので私は先輩とスニョンの隣で上のジャージに脚も収めて熱を自家発電にしよう…

「Aかわい〜 だるまみたい！」

『だるまって褒め言葉なのかな？』

中々温く、眠くなってきた…
バスケ人数必要じゃないしこのままここで寝ててもバレなさそう…

「ヒョンもうそろそろ試合じゃないの？」

「ん〜…俺がいなくても気づかないっしょ〜」

『女が貴方を見逃さないでしょうよ』

「Aはいつからなの？」

『私のところは初戦敗退でもう終わったよ』

「えーー！！もっと頑張ってよー！！ていうか見に行けば良かった……」

「スニョナ、騙されるなよ。この女試合に出たくないから終わったていでいるだけでまだ初戦もやってないから」

「なんだよ！騙された！」

『単純なおバカで可愛い子羊ちゃんだぜ』

「俺は虎だよ」




_____...

暫く多忙で開かずにいたら星が赤になっててびっくらこきました。ありがとうございます。
ちゃっかりペンミ参戦してました。

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