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『スニョン、ズボンなかったんだけど』
「ズボンいる?そのトレーナー大きいからいらないかなーって」
『脚が冷えるから貸してほしい、ほら』
「ギャーーーーー!!!なに!?つっっっっめた!!」
ズボンを渡すのを渋るスニョンの脚に足を乗せると想像以上に冷たかったのか悶えた彼は私の死人のような冷たさの足を可哀想だと思ったのか直ぐにズボンを貸してくれた。ついでにもこもこ靴下も。何で持ってんの?
「俺が風呂に入ってる間布団の中入ってて!」
『そこまでしなくていいわ』
「いいから!」
因みに両親に友達の家に泊まるといい、スニョンの両親とスニョンと私で撮った写真を送ったら謎に両親とミンギュの写真が送られ、了解と返信が来た。
「Aちゃ〜ん!あら、スニョンの部屋で寝る?」
『いや、冷え性って言ったら心配してくれたみたいで…』
「そうなのね!ってスニョンの寝巻きだし…言ってくれればお姉ちゃんのパジャマ貸したのよ?」
『お姉さんいるんですか?』
「一人暮らしで今はいないけどいるのよ!だからお姉ちゃんのパジャマとお姉ちゃんの部屋で寝るのかなって思ったんだけど…」
『じゃあこの靴下はお姉さんのですか…』
「お姉ちゃんの靴下渡すならパジャマもついでに貸してあげれば良かったのに…気の利かない息子でごめんなさいねぇ」
『いや、貸してもらえるだけありがたいですよ』
「どうする?お姉ちゃんの部屋で寝る?」
「俺の部屋で寝る!!!!!」
『うわっ…あがるの早いな…しかも髪びしょ濡れだし』
お言葉に甘えて移動するためにベッドから出た瞬間にスニョン帰還。
女と比べれば男が風呂から上がるのは早い(といいつつジス先輩は割と長風呂だったが、彼は食べるのも遅いため動作がだいぶ優雅(オブラート)なのだろう)のは知っていたがこのスニョン、余りにも早すぎる。
「やぁねぇ!Aちゃんは逃げないわよ」
「姉ちゃんの部屋に行っちゃうじゃん!」
「お姉ちゃんの部屋は隣でしょ?
スニョンったらそんなに友達が泊まりに来てくれたことが嬉しいのねぇ…」
『可愛いね』
「可愛いわよね〜」
「スニョンは可愛いぞ」
「うわ!アボジ!!急に俺の部屋入ってこないでよ!」
その日結局私はスニョンの部屋で寝たし、意気揚々とトランプやら人生ゲームやらを用意してオールナイトをしようとしていたのにスニョンはすぐ寝てしまった。可愛いやつめ。
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肉(プロフ) - 聖華さん» そう言っていただけると凄く嬉しいです!!😭ありがとうございます! (2022年6月6日 1時) (レス) id: 4f0fae9c9a (このIDを非表示/違反報告)
聖華(プロフ) - 全てが好みどストライクです!更新楽しみにしてます😊 (2022年4月29日 18時) (レス) @page26 id: c11f64ba0f (このIDを非表示/違反報告)
W_I_M3(プロフ) - じょんぶりさん» そう言っていただけてとっても嬉しいです!ありがとうございます!ゆっくりですが沢山更新していきたいと思うので是非お付き合いください! (2022年3月15日 2時) (レス) id: 3fbdb1b099 (このIDを非表示/違反報告)
W_I_M3(プロフ) - ねこさん» 読んでくださりありがとうございます。優しいお言葉もありがとうございます、とても励みになります!マンネズやクチルズも少しずつ書いていくのでお付き合いください〜! (2022年3月15日 2時) (レス) id: 3fbdb1b099 (このIDを非表示/違反報告)
じょんぶり(プロフ) - 久々にこんなに私好みな作品見つけました!!!!これからの更新も心待ちにしてます! (2022年3月15日 0時) (レス) id: 103cdda4ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:肉 | 作成日時:2022年3月11日 23時