あの子の隣【SVT】

_Vernon ページ15

Q, 目の前でナンパをされるイケメンを見つけたらどうする？

　 助ける
　 一緒にナンパに参加する
▼. 見て見ぬ振りをする

今日はなんとなく外に出て散歩がてら街にウィンドウショッピングしに来た私。(ぼっち)
幸運なことに人気のチキン屋さんが比較的空いていたことや、売り切れメニューであるチキンの種類がまだ売っていたことから最高の気分。
私の右手にぶら下がっているテイクアウトの袋からはグッドスメルが漂っている。

チキンが冷めないうちにとっとと帰ってしまおうと目線を前に向けた瞬間、イケイケなお姉さま達にナンパされる外人？のイケメンに遭遇してしまった。

ただ、ナンパされてる子がオドオドするわけでもなく、かといって嬉しそうに見えるわけでもなく、ぼんやりとお姉さん達を眺めてるのが凄い気になる。どういう感情？


人は見られることに敏感である。彼を見過ぎてガッツリ目が合ってしまった。

▼. 彼がコチラに来る


・

・

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「美味しい。Aヌナ、これ美味しいよ」

『そりゃようござんす…』

外は快晴で花々はいきいきと咲き、暖かい気候でそれはそれは良い日和。
そんな中何故私は公園のベンチでイケメンとチキンを食べているのでしょう。

私のチキンを食べるマイペースイケメンの名はハンソルという。助けるまでもなく、華麗にナンパから抜け出してきた(というよりも、まるでお姉様方が見えていなかったかのようにこちらにやってきた)ハンソルは私の手にあるチキンを見て、そうして次に私を見た。


その様子が一口食べたいけど頂戴と言えずに「美味しい？」とやたら聞いてくるジフンや、自分の気に入った本を読んでほしいがために本を抱えてこちらをずっと見てくるウォヌを連想させ___...

『お、遅れてごめん…早く公園に行ってこれ食べよ』
と、口走ってしまったのである。

彼は私の言葉に頷き、私は彼女たちから逃げたら解散するつもりだったのだが、なぜか言葉の通り公園に一緒に行き、なぜか一緒にチキンを食べることになってしまったのだから人生何が起こるか分からないのである。

「ここのチキン食べてみたかったんだけど、今日財布忘れちゃって。
あ〜あ、って思ってたらチキン持ったヌナがいて、誘ってくれて嬉しかったんだ。」

ずっと真顔だな、って思ってたら急に可愛いこと言うし。しかも大人びてるから同い年か歳上かと思いきや2個下でたまげたし。落ち着いてると思いきやただぼんやりしてるだけだし。

お、おもしれえ男だ…

_Joshua (with Mingyu)→←_The8

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