うぇすひめ。 (ページ18)

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◆ 青色の香りページ18

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青「 ... あれ、A また匂い変えた？」

俺の隣に座ってきた彼女から香る柑橘系の香り。
この一言で楽屋の視線は俺に集まり、隣の彼女は分かりやすく顔を輝かせる。

「やっぱ流星は気付いてくれると思っとってん！」
「いっつも1番に気付いてくれるな？」

青「まぁAのことやしな～」

「なんやねんそれ、笑」

なんて笑っているけど顔はすごく嬉しそう。
望達から何か言われる前に、隣に座る腰をそっと引き寄せて
肩に顔を埋める。

「流星、前のとどっちの方が好き？」

青「んー、俺は前の方が好きやけど」

「そっか、じゃあちょっとしたら前のに戻そっかな」

青「え、なんで？」

「だって流星前のの方が好きなんやろ？」

青「っなんやそれ、可愛すぎん？」

要は俺の好きな匂いでいたいってことやろ。
そんなん、可愛すぎるやろ ... ！！

思わず強めの力でぎゅっと抱きしめてしまう。
お嬢が苦しそうな声を出したと思えば、たちまち望に剥がされてしまった。

桃「あかん！！！！」

青「おまえ、姫の匂いに気付けんかったくせに」

桃「人の匂いいちいち嗅ぐ方が気持ち悪いわ！！」

青「俺別にお前のこと気持ち悪いって言ってへんやろ？！」

「まーまーそこら辺にしとき ... 笑笑」

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