>>君はいつだって塩対応 ( 重×望 )

▼４ ページ5

*



「 あー…眠。死ぬ 」

朝、いつも望と一緒だったから隣に望がいないと変な感じがする

あと寝不足で死にます。



重「 …１人なん 」


「 ん？！ 」

後ろから話しかけられたのは重岡くん。
…あれ？家こっち方面なの？



重「 小瀧は 」


ぐさっと痛いところを突かれる

「 あー…ちょっとね 」

詳しくは答えられないから
にこっと笑顔で逸らす


重「 … 」

いつの間にか重岡くんは私の速さに合わせて歩いてくれる

…うぉ。横顔かっこいいな。


重「 何 」


「 あ！なんでもない！ 」

なんとなくだけど重岡くんは勘強いと思うから

バレないように笑顔でいなきゃ…







いろんな話をして

(まぁ重岡くんは無反応だけど)

学校ついたら、重岡くんはすぐ席に座った。
もちろん隣だから私も座る



「 んー… 」

前の席にいるはずの望がいない
…休みかな？


私に黙ってとか…どうしたの…もう…




この日はお昼も授業も、１人でつまらなかった。




＿下校時間になって帰ろうとした時

ぱっと掴まれる腕


「 ん？ 」

振り向くと重岡くんの姿

「 どうしたの？ 」

なるべく笑顔でいようとするけど望のこと考えたら気持ちが暗くなる

重「 友達になってくれへん 」


「 …は？ 」


重岡くん、天然化してますよ。←
話してるじてんで友達なのに…真正面から言われたの初めて(笑)


「 もう友達でしょ 」


そう言うと、腕を離してくれた。

重「 じゃ、 」


素っ気ない態度だけどなんとなくわかってしまう

嬉しい顔してるよ。重岡くん。
ほんと素直。望に見せてあげたいわ！！






そんなこと思いながら帰ってたけど部屋に行くとやっぱスマホと睨めっこ。


「 …んもおお。来ない 」

兄「 うるせぇよ 」

「 知ってるってば！！！ 」

▼５→←▼３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す