>>君はいつだって塩対応 ( 重×望 )

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望「 …あの人は、彼女やなくて、少し遊んでだだけっていうか。でも本当のこと言えば言いなりみたいな 」

「 言いなり？ 」

望「 年上やってん、あの人。…年下なら言うこと聞けやみたいな。俺顔面ええから付き合う価値あるわって利用されてただけ 」





ひどい
そう、心から思えた。

望は顔だけで生きてるわけじゃない
性格だって、他の誰よりも良い。
優しいし思いやりあって、塩対応だけど私のこと何でも知っててくれる





望「 キスされた時はさすがに驚いてん。けど、突き放すとあかんと思って受け入れてた 」






さっきはごめん、っと震える声で謝る望はつらそうだった。

もう大丈夫だからね、
って励ましの言葉を飲み込んでうんって頷く





望「 でも、さ、いろいろあってAに見せつけるような形になってて、 」

「 わ、私、？ 」

望「 ……理由がさ、 」





" 俺、昔からAが好きだから、それバレちゃって "


" 見せつけたらどうなるかねって面白半分でやられてた "



必死に理解しようと頭を回転させるけど顔が熱くて頭が真っ白になってく。





望「 え…照れてんの？ 」

「 わあぁああ！！見ないで〜！！！ 」

望「 ちょっ！！ 」





望の頭を下に押して、顔が見れないようにする
ぷ、ふはは、って笑ってるけど恥ずかしいんだからね。





望「 可愛いやん、 」





ね、ほら。
望の１言でこんなにも調子が狂うの。
だからキスとかされたらだめなんだって。





「 み、見ないでよ？ 」

望「 やだ、見る 」

「 だめだめだめだめ！！！ 」

望「 手、どかして 」

「 見るじゃん！ 」

望「 見たいんやもん 」





こんな言い合いでも顔がもっと熱くなるのがわかる





望「 …この恋は嘘とか、冗談とか、やないから。好きって言ったのも…嘘やない 」





望は私をからかうのをやめてにこって笑う
時々見せる望の笑顔は私の胸をきゅうっと締め付ける

ああ、好きだな。

口が緩んでにたぁってする。
それを見た望は 気持ち悪い、そう言ったけど望もニヤけてるよ

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