>>君はいつだって塩対応 ( 重×望 )

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「 じゃ、じゃあ…お風呂入ってきまぁーす… 」


夜ご飯も食べて、望の部屋に戻ったのはいいけどこの重い空気。

なんか望の部屋から出てくと
どこ、行くん？って睨まれるし！！

…もう、こわいよおおお(･_･、)



望「 もう少し、いて 」

「 ……え？ 」

望「 だから、 」


もう少しだけ近くにいてって、恥ずかしそうに繰り返す

これ、私に甘えてる？


「 うん、いーよ 」


そんな望見たら断れないから、ちょこんっと座ってまた無言状態。


望「 あのさ 」


そんな空気を破ったのが望。


望「 重岡とは、 」


重岡くんと出会ってから、望の口から重岡くんの言葉が増えた。


「 なにもないよ、付き合ってたけど全部リセットされた 」

望「 なんで 」

「 え？それ聞いちゃう？ 」


ふふ、って笑って余裕ぶる
でも実際、鼓動が大きくなってる

言って、しまおうかな。

" 好きな人いるからだよ " と。
そしたらどんな顔するかな

動揺する？
あぁ、そうって興味無さそうに言う？




望「 …重岡とはなにも無い？ 」

「 うん。ないよ 」


望…。

近くにいるのに遠く感じるのはなぜですか？
私がなにも無いよって答えたら、
ほっとした顔をしたのは気のせいですか？



「 望 」


望？
好きだよ？

望は？
私のこと、ただの幼なじみと思ってる？


「 …ごめん。呼んだだけ、お風呂借りるね 」


また、隠した。
自分を、本音を。

私は嘘つくの下手だから、望にすぐバレちゃう
今のは隠せてたかな？
ちゃんと笑えてたかな？


望「 おん 」




…ぱたん。と部屋のドアを閉めてその場にしゃがみこむ。

あーあ。なにやってんだろ。私。


「 っ… 」


視界が潤んで気づく。
泣きそうなんだって。

また泣いちゃう

また気づかれちゃう


やだな、迷惑かけるの。



お風呂、入らなきゃ。
そう思って立ち上がる



階段降りて、バスルームへ。
やっぱ昔と変わらないな、そう思いながら服を脱いで髪洗って、体洗って、


「 ふう〜 」


温かいお湯に浸かりながら、あれこれ考えてた。

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