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『ふぅ…』
走って帰ってきたのはいいけど…
『怒ってるかな、?』
深呼吸をし、ゆっくりと開けた扉と同時に見えたモモの姿。
『ただいま…?』
玄関で小さく体育座りをしていたモモ。
私の声に目を見開けながら驚いている様子。
『ごめ、遅くなっ、…モモ?』
“遅くなった”
その言葉は突然抱きしめられた衝撃で詰まってしまった。
香る甘い匂いと温かさは私の心を少し落ち着かせた。
「…なんでこんなに遅かったん」
『教室で、寝ちゃってさ…笑』
「__たんかと思った、」
『え?』
「捨てられたんかと思った…!」
少し震える声に私もモモの背中に手を伸ばす。
『ごめんね…捨てたりしないから、絶対。』
「ほんま?」
『うん。これから遅くなる時はちゃんと連絡…ってスマホないか、』
「あっあるで…?」
そう少しテンパった様子でポケットから急いでスマホをだすモモ。
『あるんだ笑んじゃ交換してもいい?』
「逆に、ええん…?」
『もちろんっ!モモと家以外でも話したいし笑』
「…ありがと、」
『え?』
「どこの誰かわからん俺を…飼ってくれてありがと、笑」
そう笑うモモにもう一度抱きつく。
「A……?」
『モモが話したくなったらでいいからさ、話したくなったら…色々教えて?無理にとは言わない。だからゆっくり…ね?私待ってるから。』
そう優しく頭を撫でると聞こえたモモの切ない声。
「…ほんまにありがとう。」
いつもより少しだけ低い声に体を離し、ふんわりと手を握る。
『よし、じゃあご飯作ろっ!笑モモは何食べたい?』
「えーなにがええやろ…肉じゃが、とか?」
『よし、じゃあモモ。お手伝いしてくださいっ笑 』
そう言うといつもの笑顔に戻るモモ。
「りょーかいっ!笑」
嬉しそうに2人で並ぶキッチンは
いつもよりほんの少し狭かく感じた。
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Miu(プロフ) - 続き読みたいです!!物語めちゃめちゃ感動しました……泣 (2020年1月8日 0時) (レス) id: 60189c19aa (このIDを非表示/違反報告)
haru. - 続き読みたいです。凄く、感情がわかりやすい読みやすい物語ですね。。応援しとるんで、無理せずに頑張って下さい。 (2019年12月30日 13時) (レス) id: fbf66905a0 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続きみたいです!!でも無理しないでくださいね、! (2019年12月26日 9時) (レス) id: dfd7d4bf9a (このIDを非表示/違反報告)
west Love - 初めまして、続きが見たいです。これからも応援しとるので頑張って下さい (2019年12月2日 0時) (レス) id: 4778e42e64 (このIDを非表示/違反報告)
rio - 続き見たいー!無理せずお願いしますねw (2019年11月21日 13時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひまわり | 作成日時:2019年11月6日 23時