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「大丈夫?」


『なにがぁ…少年も飲みなよっ!』


「おっおん、?」



そう言われて俺もオレンジ味のお酒を飲む。
え、ジュースみたい…これで酔うってことは相当弱いんやな。



『もぉ近頃の若者はわかんないよ…』


「なんかあったん?」


『私、一応先輩やのに課題をぜんっぶ!押し付けて合コンだからっていっつも帰っていくの…』


「それは酷いなぁ」


『だけど先生には“居残りが多すぎる、
配分をちゃんとしなさい”って叱られちゃうし…』


「ってか近頃の若者ってお姉さん何歳なん?」



そんなこと言うのってアレな人たちだけやろ?お姉さん、そんな老けてへんし…
てか俺よりもピチピチやし。
あと先生、って…どっかの研究所で働いとるんか?



『去年、大学に受かってさぁ?やのにこれって…』


「いや全然話聞いてへんし、てか大学!?」


『え?うん…』


「マジで何歳なん?」


『20歳。』



は、俺よりも年下やん…
あっやから酒慣れてへんねんや。



「まだ20歳で…それは辛いな、」



不意にでた言葉にピクっと反応したお姉さん。



『でしょ!?ほんとに、もう…』


「ぇ…」



お姉さんの頬が、濡れた…それも綺麗な雫で。



「……」



なんでか自分でもわからん。
わからんけど、勝手に手が動いてて
気づいたらお姉さんの頭を撫でとった。



『若者のくせに生意気なんだよ、バーカ。』



そう、うるうるな目で俺を睨む。結構…可愛ええ。



「あなたよりも2個上ですけどね?笑」


『あっそうだった笑』



その笑顔を見た瞬間、ひとつ質問をしてみたくなった。



「なぁ…俺の事、知らん?雑誌とかで…見たことない?」



少し視線を逸らしながら質問する。
でも返事はなくて、ゆっくり振り向き彼女の顔を覗き込む。



「いや、今大事なとこ…」



頬が濡れた顔がスヤスヤと音を
たてながら静かに瞳を閉じとった。



「こんな所で寝たら風邪ひくで?」



そういうても反応はなくて、



「しゃーないなぁ」



お姫様抱っこ、をして俺は彼女をベッドへ運んだ。



「軽すぎ…中身、綿なんちゃう?」



そう思うぐらいめっちゃ軽かった。
そんなことを思いながらベッドへ
彼女を下ろす、やけど首に手は回ったまま…

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設定タグ:小瀧望 , 神山智洋 , ジャニーズWEST   
作品ジャンル:恋愛
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Miu(プロフ) - 続き読みたいです!!物語めちゃめちゃ感動しました……泣 (2020年1月8日 0時) (レス) id: 60189c19aa (このIDを非表示/違反報告)
haru. - 続き読みたいです。凄く、感情がわかりやすい読みやすい物語ですね。。応援しとるんで、無理せずに頑張って下さい。 (2019年12月30日 13時) (レス) id: fbf66905a0 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続きみたいです!!でも無理しないでくださいね、! (2019年12月26日 9時) (レス) id: dfd7d4bf9a (このIDを非表示/違反報告)
west Love - 初めまして、続きが見たいです。これからも応援しとるので頑張って下さい (2019年12月2日 0時) (レス) id: 4778e42e64 (このIDを非表示/違反報告)
rio - 続き見たいー!無理せずお願いしますねw (2019年11月21日 13時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひまわり | 作成日時:2019年11月6日 23時

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