第11話 ページ25
久しぶり智くんの背中に抱きつく。
暖かくて…優しい甘い香りのする変わらない香水の匂いに落ち着いて、ぼーっとしてしまう。
神山 ｢てかどこの大学やっけ？｣
『あ、えーっと緑山学園ってとこ…』
神山 ｢えっあいつと一緒やん。｣
『ん？なんか言った？』
バイクの音で何も聞こえない。聞き返したら
神山 ｢んーん、なんでもないよ。｣
とゆるい返事が帰ってきた。
神山 ｢しっかり掴まっといてな。｣
その言葉にさっきよりも体と体が密着する。
…まだこうして居たいなんて言えるはずもなくて、気がつけば大学の前に着いた。
『あれ、あの茶髪は…』
門の前に見覚えのある姿。もしかして思っていたらこちらに気づき走りながら近づいてくる男の子。
永瀬 ｢あっA…！｣
バイクまで近づいてきた廉くんに目を見開く智くん。
神山 ｢えっ廉やん…！｣
永瀬 ｢神山くん！？｣
『あっ、ありがと送ってくれて…』
そう言いながらヘルメットを渡す。
永瀬 ｢えっA、えっなんで…？｣
『えっと…』
神山 ｢まぁ色々あったんよ。てか廉、久しぶりやな笑｣
永瀬 ｢お久しぶりっす！笑｣
ふたりの盛り上がる話に予備のチャイムが鳴る。
『あっやば…！』
永瀬 ｢また連絡しますっ！笑｣
神山 ｢おう、じゃあな笑…Aも。｣
『うん、バイバイ。』
バイクで走っていく背中を眺めながら
またあの頃を思い出す…いつもこうやって
送り迎えしてくれたな、なんて。
永瀬 ｢A早く！｣
『あっごめ、今行く！』
そう言いながら廉くんの元へ走り、サークルへ向かった。
サークル中もなぜか智くんの事が頭から離れなかった_
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Miu(プロフ) - 続き読みたいです！！物語めちゃめちゃ感動しました……泣 (2020年1月8日 0時) (
レス) id: 60189c19aa (このIDを非表示/違反報告)
haru. - 続き読みたいです。凄く、感情がわかりやすい読みやすい物語ですね。。応援しとるんで、無理せずに頑張って下さい。 (2019年12月30日 13時) (レス) id: fbf66905a0 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続きみたいです！！でも無理しないでくださいね、！ (2019年12月26日 9時) (レス) id: dfd7d4bf9a (このIDを非表示/違反報告)
west Love - 初めまして、続きが見たいです。これからも応援しとるので頑張って下さい (2019年12月2日 0時) (レス) id: 4778e42e64 (このIDを非表示/違反報告)
rio - 続き見たいー！無理せずお願いしますねw (2019年11月21日 13時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年11月6日 23時
