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『ちょっと待っててね、』
彼をリビングのソファに座らせ救急箱を取りに行く。
『あった…』
リビングにもどるとキョロキョロしている彼。
『手当、するね？』
ピンセットで綿をつかみ消毒液を染み込ませ、
傷だらけの顔や腕を手当する。
『よし、できた…』
｢ありがと、ございます。｣
『いえ別に…っわ、』
そんな声が聞こえ顔を上げると息が触れ合う近さ。
驚き、離れると聞こえる『グゥ〜』という音。
もう一度顔を上げると、照れくさそうに笑っている彼。
『あっ、なんか食べる？』
｢いいんですか…？｣
『大したもんは作れないけど、』
そう言いながら私はキッチンへ向かう。
『鶏肉余ってるなぁ…オムライスか、』
黙々と手を進め最後の仕上げ、ケチャップがかかる。
『どーぞ、』
そう彼の前に出来上がったオムライスを持っていく。
『お口に合えばいいんやけ、ど』
途中止まったのは彼を見たから、
彼の見たことないような目の輝きを、
笑顔を見てしまったから…
｢うわぁ…めっちゃ美味しそぉ！笑｣
『ぇ…』
｢いただきますっ！｣
そう口いっぱいにオムライスを放り込む。
｢うんっま！笑｣
その笑顔はさっきの表情とは異なる夢を持った笑顔だった。
｢お姉さん、料理上手いねんな笑｣
『そう、かな…』
｢おん笑｣
久しぶりに人に食べさせた、人に作った。
なぜかすごくいい気分になったんだ…
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カーテンから日差しがさす朝、
目を覚ますと体に何かの重みと温かさを感じた。
振り向くとそこには…綺麗な、寝顔！？
『うわ、！』
ビックリしてベッドから落ちてしまう。
｢んぅ…あっおはよぉ…笑｣
そう、ふわぁ〜っと天使があくびを…じゃなくて！
『ちょっとまって、昨日…』
思い出せ、思い出すんだ私…！
この子を拾って、手当してご飯作って…
『あれ、その後どうしたんやっけ…』
｢お姉さん、頭痛ない？だいじょーぶ？｣
『ぇ…？』
｢もしかして昨日のこと、覚えてないん…？｣
『ご説明、頂いても…？』
｢えっとなぁ…あのあと、｣
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私は、聞いてしまった。
あんなことがあった、だなんて知らずに…
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Miu(プロフ) - 続き読みたいです！！物語めちゃめちゃ感動しました……泣 (2020年1月8日 0時) (
レス) id: 60189c19aa (このIDを非表示/違反報告)
haru. - 続き読みたいです。凄く、感情がわかりやすい読みやすい物語ですね。。応援しとるんで、無理せずに頑張って下さい。 (2019年12月30日 13時) (レス) id: fbf66905a0 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 続きみたいです！！でも無理しないでくださいね、！ (2019年12月26日 9時) (レス) id: dfd7d4bf9a (このIDを非表示/違反報告)
west Love - 初めまして、続きが見たいです。これからも応援しとるので頑張って下さい (2019年12月2日 0時) (レス) id: 4778e42e64 (このIDを非表示/違反報告)
rio - 続き見たいー！無理せずお願いしますねw (2019年11月21日 13時) (レス) id: 429f26e0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年11月6日 23時
