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14.A ページ14
〆．
淳太くんが、イライラした様子で教室に帰ってきた。
「最愛の妹との食事時間邪魔されてんねんで？そらイライラするやろ」
そのまま難しそうな本読み始めた。
逆さまなんは突っ込まんとこ。
「ちょっと自販機行ってくるわ」
一応声だけかけて、一階食堂前の自販機へ。
「えーっと、コーヒーかお茶か」
淳太くんには牛乳かなー。はまちゃんは……天然水とか？
「ん？」
気付かんかった。
自販機の横のベンチに誰かおる……
って、しげとAちゃんやん！？
Aちゃんの頭がしげの肩に乗っかって、寄り添い合いながらすやすや寝てる。
傍から見たら完全カップル。
こっそり写真を撮るけど、淳太くんには見せれんなぁ。
あ、何か飲みもん買ってしまったら音で起きてまうかな。
昼休みまだ長いし、起こす必要はない。
「にしても。ほんま、可愛ええわ」
二人とも。お似合いや思うねんけどな。
Aちゃん親衛隊(ほぼ全校生徒)に見つかって殺されんなよ、しげ。
二人の寝顔を記憶して、手ぶらで校舎に戻った。
〆．
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作者名：はゆな
| 作成日時：2018年5月27日 14時
