WESTボツネタ集２

《虹》収蔵庫内、恋愛作業。３ ページ24

〆．



下半身をもじもじさせていると、第一収蔵庫の奥にあって繋がっている第二収蔵庫から人が出てきた。



黄「ほんなら今日はこのメンバーで作業やな」

桃「あ、Aちゃん！」

「こたすけ」

桃「のんすけ！！」



同じアルバイトの小瀧望(こたすけ)と、藤井流星。

二人を率いるのは中間淳太。この人は職員さん。



青「………まーたムラムラしてる」

「ちょっと妄想しちゃって」

青「一緒に帰るか」

「うん」



ひそひそ、りゅうせぇが私に話しかける。

この欲はりゅうせぇとの行為で発散する。

りゅうせぇも都合のいい相手が欲しかったらしく、かなりウィンウィンな関係。



緑「A」

「なに？あ、ちょっと待って録音したい」

緑「収蔵庫内に携帯電話は持ち込み禁止やで？次の休憩時間にロッカーなおしとき。な？」

「くぅ………」



無許可での撮影を防止するとか、普通に邪魔だとか、硬いから衝撃に弱い資料とぶつからせないためだとか、

携帯電話の電波みたいなのが資料に悪影響を及ぼしちゃうとか……

まあそんな感じで収蔵庫内への携帯電話持ち込みはダメって言われてる。

職員さん同士が連絡を取り合うためにPHSはオッケーなんだけどね。



「そ、それでなんでしょう」

緑「しげから休むって連絡来てるわ」

「しげ？何それ？汚物？」

緑「しげに対して冷たいな……」

「ともくん以外に優しくする理由って？」



しげ。多分あの重岡大毅のことだろう。

何が起きたのかできてしまった、形ばかりの婚約者。私からともくんを奪おうとする敵。



黄「しげ可哀想……。一応あいつなりにアピールしてるつもりやのに」

紫「俺らとしては気付かん方が都合ええけども」

橙「神ちゃんとAの間で揺れてるから中途半端やねんて」

黄「あー………………え！？」

紫「照史！！」

橙「まだ作業始めてへんかったんかいな？」


ケラケラ笑うお兄ちゃんは、瞬間移動で私の隣に立った。



〆．

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