WESTボツネタ集

《赤》秘密３ ページ18

〆．



アイちゃんは確かに仲良くしてるし好きなんだけど、



言葉に棘があったり、人を見下したり……一緒にいるのがしんどい存在になりつつある。



「なんか……ほら、今日の数学、小瀧くんが解けなくて、笑って誤魔化してたでしょう？あれくらい普通は解けるって言ってたの。



授業内で出題されたからそうなのかもしれないけど、私も解けなかったし……遠回しに自分に言われてるみたいでこわかった」



「そか………よお耐えたな、よしよし」



大ちゃんが頭ぽんぽんしてくれるから、それだけで嫌なこと飛んでく。



「大ちゃんも、ね」



お返しに髪を撫でると、気持ちよさそうにふふっと笑った。



「もう、Aだけでええわ……」



「私も」



私は気付いていた。



本音を言い合える恋人…………



きっとそれ以上に彼は、



狂気を含んで私を愛していることに。



〆．








ボツ理由:
自分が抱えている悩みを題材にしたので気分が沈んでいった。そしてなんでもかんでも狂愛にしちゃう癖も出てしまった。







〆．

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