《桃》神ちゃんラブな君に。3 ページ4
〆.
もちろん、そんな話はすぐ生徒会の耳に入る。
俺は嘆いた。
「なんっ………でなん!?」
緑色のバッジを7個もつけて、にこにこ笑う君は、
「神山くんかっこいいなぁ……」
俺の、想い人やというのに。
「望可哀想やな……」
「肩震わせながら言うな」
「やっておもろすぎるやろ!!」
「ほんま、1個だけちょこーんつけてんなら他の生徒と変わらんし落とせるかもやけど、7個も付けとったらなぁ…」
「やから俺、最近のんちゃんに睨まれてんの?」
「睨んでへん!」
神ちゃんが苦笑いで、「確か桃山Aちゃんやっけ」と俺に確かめる。
「そうやけど」
「桃山?やのに桃色のバッジは付けへんねんな〜」
うるさいなあ、ほんま。
直談判してこよ。
……………ってことで、桃山Aちゃんのおるクラスに来てんけど。
「小瀧様がいらっしゃった……!」
「何か我がクラスの者にご用でしょうか?」
え、こんな敬語使われるほど生徒会って偉かったっけ?
まあええか。
「桃山Aちゃん、おる?」
「今呼んで参ります。桃ちゃーん」
「はーいー?」
席に着いていた女子生徒が、ぱっと顔を上げる。
「どうしたん?」
うああ。可愛ええ。
そんな君の胸元の名札では、やはり緑色のバッジが7個光っていた。
「小瀧様がお呼びよ」
「え、ありがと!」
お礼に飴あげる!はい!とにこにこしてから俺の方に駆け寄ってきた。
萌え禿げるってこういう感情か。
「小瀧望さんですね!どうされました?」
声も可愛ええしな。
「頼みたいことがあってんけど」
「はい」
従順な犬タイプ。
「俺の、桃色のバッジもつけてほしい」
「……………?」
Aちゃんは自分の名札を見て、首を傾げた。
「桃色……」
そして困ったように眉を下げ、
「ごめんなさい、これは神山くんへの愛情の証なのです。ひとつも減らせないんです」
しゅん、って。
「…………………また来るわ」
可愛ええ、可愛ええ可愛ええ可愛ええ。ほんっまに可愛ええ。
絶対落としたい。彼女にしたい。
どんなに神ちゃんラブでも、俺は諦めへんからな!!
〆.
ボツ理由:
終わりが見えなくなった。設定は個人的に好きだけど、展開も思いつかなくなった。
〆.
1036人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
な(プロフ) - 『助けて』がものすごく好きで何回も読み直しちゃいます!!作品って出ないですかね、、?( (2021年4月13日 17時) (レス) id: 2564ce127a (このIDを非表示/違反報告)
はゆな(プロフ) - 瀬結さん» コメントありがとうございます♪どうぞどうぞ、私もめちゃくちゃ好きな設定なので普及してほしいです(笑)頭の中でも執筆するでも自由に妄想してくださいませ! (2020年4月2日 11時) (レス) id: 0477dc60f8 (このIDを非表示/違反報告)
瀬結(プロフ) - 『神ちゃんラブな君に。』がドストライクすぎます!!最高です!!勝手に続き妄想しててもいいでしょうか?? (2020年4月2日 7時) (レス) id: 3ef3bc6ba7 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - カフェのカレ内容好きすぎて…続編期待してもいいですか?! (2019年6月3日 1時) (レス) id: fadb0e3e13 (このIDを非表示/違反報告)
名無し61216号(プロフ) - なつの恋びと最高でした普通に小説で出していただきたいくらいです!これからも頑張ってください (2019年4月30日 16時) (レス) id: f0a5adcd2e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はゆな | 作成日時:2019年4月22日 18時