Snow Princess

リーダー ページ47

(2020年3月下旬頃 照くんのことについてです。飛ばしてもらってもかまいません)


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朝、着信音で目が覚めて何も確認せず電話に出た







『もしもしぃ…』


｢A、今から言うことよく聞いてくれ｣


『…谷さん？』


マネ｢あぁ、そうだ｣







1回しか言わないからよく聞いてくれって言われた


谷さんが少し焦ってる感じ、22年生きてきて初めてで、私も何故か変な汗が出てきた







『…どうしたの？』


マネ｢照が…｣


『照くん？

照くんがどうしたの？』


マネ｢…活動自粛になった｣







谷さんのその言葉に耳を疑った


嘘でしょ、あの件は本当じゃないって言ってたじゃん







『…ねぇ、何かの間違いだよね？』


マネ｢…｣


『ねぇ、嘘だって言ってよ…』


マネ｢A…｣


『なんで…』


マネ｢これでも頑張ったんだ…｣







まだ肌寒い時期だと言うのに、トレーナーにショーパンで事務所まで車で向かった


寝起きの状態で滝沢くんの部屋のドアを開いた







滝沢｢…来ると思っていたよ｣


『…なんで？

なんで活動自粛なの？あれは嘘だって言ってたじゃない！』


滝沢｢…すまない｣


『…私に謝らないでよ

私に謝るくらいなら、照くんを返して』


滝沢｢…｣







それだけ言って、ドアを少し乱雑に閉めて車に戻った


最初はちょっといかついJrのお兄ちゃんくらいにしか思ってなかった


けど、今ではSnow Manに欠かせない大黒柱

私が1番信頼しているメンバーの1人


1人、たった1人欠けるだけで、だいぶ変わってしまう


それが嫌で、まだ開店してない理仁くん(ゆな(一個上の親友)の兄)の美容院へ行った







ｰｶﾗﾝ ｺﾛﾝ


理仁｢すいませ……A？｣


『理仁くん、髪の毛染めて』


理仁｢…わかった、こっちに来て｣







泣きはらした顔で来たにもかかわらず、何も聞かずにカラーをしてくれる







理仁｢よし、できた｣


『ありがとう』


理仁｢代金はいいよ、早く家に帰って目元冷やしときな｣


『…うん、わかった』







この後の仕事でみんなに会ったら、めちゃくちゃ驚かれた





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