雪男のおちびちゃん 2 (ページ2)

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馴れ初めページ2

ラウールside

Aちゃんは、僕が入所する前からすごく忙しい人

実際に僕が入所してからのJrの振り付けはほぼAちゃんだと聞いていた

けど、直接Aちゃんが教えてくれるわけではなく、他の振付師さんが教えてくれた

そんなある時、ストレッチをしてたらレッスン室に帽子を深く被った女性が入ってきた

振｢…え！？今日来れないって聞いてたんですけど、｣

｢あー、ちょっと時間できたからさ、、、それに、たまにはみんなに会いたいし(笑)｣

振｢そうですか…無理だけはしないでくださいね…？｣

｢わかってるわかってる(笑)｣

そんな会話を耳に挟みながら、皇輝くんたちとコソコソ話す

皇輝｢ねぇラウール、あの人誰だと思う？｣

ラウ｢うーん…？誰だろう…？｣

ｳﾞｧｻ｢Snow Manの藤Aちゃんだよ｣

ラウ｢え、そうなの？初めて見たや｣

皇輝｢まぁ、仕事が忙しくてあんまりここに来れないから最近入ってきた子は初めて会うと思うよ(笑)｣

いざレッスンが始まると、Aちゃんのダンスに圧倒された

緩やかに、キリッと力強く、爪先から指先、頭のてっぺんまで使いこなす

かつ、表情が豊かで表現力がハンパない

｢天才｣

この2文字が頭を巡った

ラウ｢…僕も頑張ろう｣

『…ハーフっぽい君、名前なんて言うの？』

ラウ｢っ！…ぼ、ぼくですか？！｣

『うん、ぼく(笑)』

ラウ｢む、村上、真都、ラウール…です…｣

『じゃあ…ラウールくんだね！』

ふわっと笑う時、ふふっと笑う時、全ての笑顔が僕の心を揺さぶってくる

ラウールくんのダンス、すっごい良かったよ！と褒められ、頭をよしよしとされ照れてしまう僕

そんな僕が可愛いのかなんだかわからないけれど(よくかわいいねって言われる)、この日をきっかけにAちゃんと仲良くなった

てか、初めてハーフっぽい君って言われたな…

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