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〜中間side〜
Aがリハーサル室を走って出ていくのが見えて
照史と一瞬目配せをして
アホなジュニアは照史に任してAを追いかけた
Aに追いつくのはそう難しくなかった
やっぱりそこは小学生
リハーサル室からちょっと行った階段に座って
必死に泣くのを我慢してた
"A？"
A「え……淳太くん？」
"照史のほうがよかった？(笑)"
A「ううん…そんなことないで(笑)」
"ごめんな、A"
ちっちゃい背中にのしかかった目に見えないものが
あまりにも大きすぎて
このままやとAが潰れそうで
泣いてもええんやでって気持ちもこめて
ちょっとだけ躊躇ったけど
ちっちゃい体をそっと抱きしめた
心細かったんやろうか
体と同じようにちっちゃい手が俺の背中に回る
A「なんで淳太くんが謝るん？
淳太くんも同じように思ってる…？」
"思ってるわけないやろ(笑)
でもAは悲しい思いしたやろ？
だからここでこうやって泣いてるんやろ？"
A「悔しかった(泣)
Aかていっぱい頑張って練習してんのに
お金なんか渡してへんのに(泣)
女の子はここにおったらあかんの？(泣)」
それまで我慢してた分が
堰を切って溢れるみたいにAは泣きながら話した
"あのお兄ちゃんたちはな？
まだAのことよぉ知らんねん
今までここには男の子しかおらんかったやろ？
だからある日突然Aがやって来て
まだどうしたらいいんか分かってないだけやねん
今度のコンサートも今までとは違うようになって
たぶん戸惑ってんねん
でもAよりも歳上のお兄ちゃんが
何人も集まってAを傷つけるのは間違ってる
だから今照史があのお兄ちゃんたちに
今のは間違ってるでって話してるから
俺はあのお兄ちゃんたちよりも
歳上のお兄ちゃんやから
ほんまはそんなことが起きひんように
しなあかんかってんけど
それができひんかったから…ごめんなA"
ちょっと難しい話かとも思ったけど
それでもAはしっかり俺の目を見て聞いてくれた
"ここで踊るの嫌なった？"
A「ううん、なってへん
だって淳太くんとあっくんが
いっつも近くにおってくれるやろ？」
涙のあとも乾かんうちから
今度はキラキラの笑顔を見せるA
"そらな(笑)
ここにいる間はずーっとAのお兄ちゃんやからな"
大丈夫
あいつらも戸惑ってるだけや
Aとちゃんと向き合えば
同じ方向を向いて歩いて行けるはず
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美紀 - WEST大好きでピンクと青と緑色ジャス民ですこの小説最高です (2018年8月18日 14時) (
レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - かなやん。さん» わかりました。 ありがとうございます。 (2018年3月7日 20時) (レス) id: 2a94d52d3f (このIDを非表示/違反報告)
かなやん。(プロフ) - みなみさん» コメントありがとうございます！一応このお話の続編に『初出し情報』というタイトルでこないだのTOKIOカケルを参考に書いたものがあります(^^) (2018年3月7日 20時) (レス) id: 71280da700 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - リクエストです！ TOKIO×に、ジャニーズwestが出演したときの話を書いて欲しいです。お願いします。 (2018年3月7日 18時) (レス) id: 2a94d52d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなやん。 | 作成日時：2018年1月27日 3時
