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目が覚めたときに見えた、みんなの心配そうな顔。
···やってしまった。
みんなと会ってしまうだけならまだしも、このタイミングで忘れてまうなんて。
お姉は出ていって、ここにはメンバーだけ。
「···みんな···お姉から聞いたんやろ？」
ずっと会いたかった。
でも、会いたくなかった。
俺はみんなにこんな顔させたくなくて、覚悟を決めたのに。
「やったら、俺のことはほっといてや···。俺がおったらみんなに迷惑しか、」
赤「何言ってんねん！！自分アホなんとちゃう！？」
橙「え···ちょ、しげ？」
やけど、みんなは違ったんやね。
赤「あんなぁ、仮に俺らが神ちゃんのこと迷惑やったとして、わざわざこんなところまで探しに来ると思う！？それに、迷惑なんてかければええやん！俺ら、仲間やろ！？」
「······」
「···俺たちには、神ちゃんが必要やねん！」
しげに怒鳴られて、最初はもちろんびっくりしたけど、
俺の中で張りつめていた何かが、途切れた気がした。
「俺···ほんまに記憶力ないし···いつか、みんなのことも忘れてしまうかもしれへんねんで···？」
「そんときは、俺たちが支える。何回でも俺たちが教えたる」
緑「···俺、みんなに頼ってもええん？」
あんなに泣かへんって決めたのに、当たり前やろって笑顔で言われたら、何故だか涙が止まらんかった。
本当はずっと、そばにいてほしかった。
けどそれはできんかった。
俺が、弱かったから。
やっぱり、みんなはすごい。
いつでも俺を見たことのない場所まで導いてくれる。
もう怖いものなんて何もない。
やから、笑おう。
みんな···ありがとう。
ずっと見たかった、みんなの笑顔。
久しぶりのこの場所はめちゃくちゃ暖かかった。
その中で出た、復帰の話。
無理やと思った。
今の俺には、芸能界で生きていく上で１番必要なものがないから。
でも、のんちゃんに怒鳴られて、流星に諭されて。
何度も何度も戻りたいと思って、諦めていた場所。
悩んで悩んで、悩みまくった。
今の俺には無理かもしれへん。
それでも···やっぱり。
みんながおれば、どこまででも行ける気がした。
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澄子(仮名) - 何回見ても泣けます！コメントを書いているときも泣いています!感動系を初めて見させていただいたのがこの小説なんです。このまま頑張って書いてください。長々と失礼いたしました (2018年10月1日 17時) (
レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪♪ - 続き楽しみにしときます！ (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
みーさん - 号泣しました 涙が止まりません！ (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
プリッツ - とても面白いです！ (2018年3月19日 1時) (レス) id: 95e9ce1329 (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - コメント失礼します！私、こういう作品待ってたんです！これから頑張って下さい！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
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