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姉「智は、幸せやなぁ。こんなにみんなに思ってもらって」
「そんなこと···」
姉「ううん。あなたたちがいたら、どんな決断をしても、きっと幸せになれる」
桃「でも、神ちゃんは、」
姉「智も、本当は諦めてなんかないんです。迷惑かけてまうって、やっぱりその思いが本当の気持ちを押さえてるから」
青「···俺たちで、ええんですか?」
その問いかけに、杏子さんは俺たちの顔を一人ずつ見渡して笑顔を浮かべた。
···さっきまでの不安な表情はない。
杏子さんは、覚悟を決めたんや。
姉「他の誰でもない、あなたたちにしかできへんことやと思う。あの子の背中を押してあげてください。一緒に歩いてあげてください。智のこと、これからもよろしくお願いします」
俺たちも、覚悟を決めなあかん。
神ちゃんを支えるって。
あの笑顔を守るって。
···そんな覚悟を。
みんなの方を見ると、もう誰も迷いなんてない。
その姿を見て安心した俺は、みんなと一緒に頭を下げた。
「こちらこそ、よろしくお願いします!」
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澄子(仮名) - 何回見ても泣けます!コメントを書いているときも泣いています!感動系を初めて見させていただいたのがこの小説なんです。このまま頑張って書いてください。長々と失礼いたしました (2018年10月1日 17時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪♪ - 続き楽しみにしときます! (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
みーさん - 号泣しました 涙が止まりません! (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
プリッツ - とても面白いです! (2018年3月19日 1時) (レス) id: 95e9ce1329 (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - コメント失礼します!私、こういう作品待ってたんです!これから頑張って下さい! (2017年9月19日 23時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
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