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赤side
神ちゃんが目を覚ましたのは、病室に運ばれてから１時間後のことやった。
緑「···ん···」
姉「智？分かる？」
緑「···おねぇ···」
姉「おん···みんなおるから、ちゃんと話しいや？お姉、外で待っとくから」
神ちゃんが頭を縦に振ったのを見て、病室を出ていった杏子さん。
その姿を見送って、俺たちはベットの周りに集まった。
緑「···みんな···お姉から聞いたんやろ？」
青「···おん」
緑「やったら、俺のことはほっといてや···。俺がおったらみんなに迷惑しか、」
「何言ってんねん！！自分アホなんとちゃう！？」
橙「え···ちょ、しげ？」
急に声をあげたからか、驚きを隠せてないみんな。
神ちゃんも、急なことに目をぱちぱちさせとる。
でも、言わなあかんねん。
俺たちには、神ちゃんが必要やって。
その思いを伝えんと。
「あんなぁ、仮に俺らが神ちゃんのこと迷惑やったとして、わざわざこんなところまで探しに来ると思う！？それに、迷惑なんてかければええやん！俺ら、仲間やろ！？」
緑「······」
「···俺たちには、神ちゃんが必要やねん！」
涙が頬を伝ったのがわかる。
···あかん。
泣くつもりやなかったんに。
神ちゃんも俯いてしまって、表情が見えへん。
言いすぎてもうたかな、何て不安に思い始めたとき、神ちゃんが声をあげた。
緑「俺···ほんまに記憶力ないし···いつか、みんなのことも忘れてしまうかもしれへんねんで···？」
「そんときは、俺たちが支える。何回でも俺たちが教えたる」
緑「···俺、みんなに頼ってもええん？」
そう言った神ちゃんの瞳からは、涙がぼろぼろとこぼれ落ちていて。
少しでも安心できるように、精一杯の笑顔を向けた。
いつしか神ちゃんが大好きって。
···そう言ってくれた笑顔で。
「当たり前やろ！」
その言葉に、神ちゃんも涙を拭って笑ってくれた。
···ずっと見たかった。
···ずっと待ち続けてた。
あの、太陽みたいな笑顔で。
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澄子(仮名) - 何回見ても泣けます！コメントを書いているときも泣いています!感動系を初めて見させていただいたのがこの小説なんです。このまま頑張って書いてください。長々と失礼いたしました (2018年10月1日 17時) (
レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪♪ - 続き楽しみにしときます！ (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
みーさん - 号泣しました 涙が止まりません！ (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
プリッツ - とても面白いです！ (2018年3月19日 1時) (レス) id: 95e9ce1329 (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - コメント失礼します！私、こういう作品待ってたんです！これから頑張って下さい！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
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