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それから１週間。
毎日誰かが病室へ行っとるものの、誰も神ちゃんが起きとるのを見てないらしい。
先生いわく、タイミングが悪いだけらしいんやけど笑
桃「あー！もう絶対嫌われた！どうしよっ」
紫「はいはい、分かったって。大丈夫やー言うてるやろ？」
桃「でもぉ！」
それでも、あんな言葉を言い逃げしてもうた手前、不安で仕方ないらしい望は、１週間ずっとこの調子。
最初はちゃんと慰めとった濱ちゃんも、もう呆れとる笑
黄「濱ちゃんの言う通りやって。それにほら、頑張るって決めたやん。そろそろ打ち合わせ始めんで」
桃「···はーい」
せやけど、望が不安になるのも分からなくはない。
話が出来てない以上神ちゃんの気持ちは分からんし。
何より、元気な顔を見れてへんのが大きすぎるわ。
ス「はい、では打ち合わせを始めたいと思います」
スタッフさんの言葉で始まった打ち合わせ。
この打ち合わせが、ライブ成功の大切な鍵になってくる。
みんないつになく真剣で、それは俺も例外ではなかった。
そんな中、小さく聞こえたスマホのバイブレーション。
橙「のんちゃん切っとかなあかんやん」
桃「ん、ごめんなさい」
その発信源は望やったみたいで、電源を切るためにスマホを取り出した望。
その動きをぼーっと見とったら、ふとその動きが止まった。
「望？」
桃「···ちゃんや」
赤「え？」
桃「電話っ！神ちゃんから！」
ガタガタっと音をたてて立ち上がり、スマホを見せてくる。
そのスマホには間違いなく、神ちゃんの名前が浮かんでいて。
「え、ちょっ！はよ出な！」
柄にもなく焦って、みんな望の周りに勢いよく集まっていた。
俺らの空気を察してか、スタッフさんも部屋から出てくれとって。
静かな部屋に、バイブレーションだけが響き渡る。
桃「···出るよ？」
望の手によって緑のボタンが押されれば、ずっと鳴っとったバイブレーションがぴたりと音を止める。
そして聞こえてきたのは、ずっと昔から聞いてきたあの優しい声。
緑「···もしもし？」
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澄子(仮名) - 何回見ても泣けます！コメントを書いているときも泣いています!感動系を初めて見させていただいたのがこの小説なんです。このまま頑張って書いてください。長々と失礼いたしました (2018年10月1日 17時) (
レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪♪ - 続き楽しみにしときます！ (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
みーさん - 号泣しました 涙が止まりません！ (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
プリッツ - とても面白いです！ (2018年3月19日 1時) (レス) id: 95e9ce1329 (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - コメント失礼します！私、こういう作品待ってたんです！これから頑張って下さい！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
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