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黄side
橙「···言い過ぎてもうた」
2人が出ていって静かになった部屋に、照史の声が響く。
···難しいよなぁ。
だって、どっちも神ちゃんを思っての考えなわけで。
どっちの気持ちも分かるんやもん。
「2人共、こういうことは不器用やねんな笑」
紫「ほんま笑」
橙「ちょ、2人してひどない！？」
「ごめんって笑」
笑う俺たちに、不満そうな顔をする照史。
でも、
“ほんまは分かってんねやろ？”
そう聞けば、照史は分かりやすく目をそらした。
橙「···分かっとる。しげが俺の気持ちを理解してくれようとしとんのも、もんちがおらなあかんっていうその気持ちも。結局は、もんちのことが心配なだけやねんな」
眉を下げて笑う照史の頭を、思わず撫でる。
橙「もんち、今何してんやろ」
「多分、パフェでも食べとるやろ笑」
橙「せやな笑」
落ち着いた雰囲気が流れて。
やっぱり照史とおったら落ち着くな、なんて思ったり。
そんな時に、のんちゃんが大声を上げた。
桃「なぁなぁ！ビッグニュース！」
せっかく落ち着いた雰囲気やったのに笑
照史もビックリしとるやん笑
「急にどしてん」
桃「ええからこれ見て！」
見せられたのは、望のスマホ。
「スマホがどしたん？」
紫「こんな時までアホ出すなや笑 内容を見ろって言っとんねん笑」
俺を笑ってバカにする濱ちゃんを軽く睨んで、スマホに目を移す。
そこには、明らかにおかしいことが淡々と書かれていた。
『神山智洋目撃情報６月
1日 ○○病院
4日 ○○駅
10日 ○○病院
13日 ○○公園近く
20日 ○○病院
21日 ○○病院近く
情報が入り次第、随時更新』
橙「望、これ···」
桃「多分ファンの子が作ったサイトなんやけど、もしこれが本当やったら、神ちゃんが体調崩しとるのは間違いないと思う。しかも、かなり深刻な状態。やないとこんな頻繁に病院行くなんてありえへんし。行ってみる価値はあると思うんやけど···どうする？」
「こんなん見て行かへんなんてありえんわ。明日、朝一でここ出よ」
みんなと目を会わせてコクッと頷く。
ネットの情報なんて、本当かは分からへん。
けど、スマホに映る無機質な言葉の羅列は、俺たちの嫌な予感を増幅させるのに十分やった。
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澄子(仮名) - 何回見ても泣けます！コメントを書いているときも泣いています!感動系を初めて見させていただいたのがこの小説なんです。このまま頑張って書いてください。長々と失礼いたしました (2018年10月1日 17時) (
レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
♪♪♪ - 続き楽しみにしときます！ (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
みーさん - 号泣しました 涙が止まりません！ (2018年9月18日 18時) (レス) id: 62a0074be2 (このIDを非表示/違反報告)
プリッツ - とても面白いです！ (2018年3月19日 1時) (レス) id: 95e9ce1329 (このIDを非表示/違反報告)
モンチ(プロフ) - コメント失礼します！私、こういう作品待ってたんです！これから頑張って下さい！ (2017年9月19日 23時) (レス) id: 800d585497 (このIDを非表示/違反報告)
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