【神々の悪戯】I swear to you the love of a permanent 〜 in the whispered words of love 〜

忘物の枷 ページ39

尊/ロキ/ハデス/月人/アポロン/バルドル/アヌビス/草薙/トール/ディオニュソス「「「「「「「「「「………」」」」」」」」」」
A「…？皆なんでそんな変な顔してるの？」
A『さっきまで泣いてたり笑ってたり騒がしかったのに…変なの……』

今の状況を理解出来ないAはパチパチと瞬きを繰り返したが、そのほんの数秒の間にまたしても状況は変わる

ロキ「何で起きてからの第一声が”おはよう”なワケっ？！」
月人「眼が覚める時に言う言葉をおはようとするならば八咫Aの言っている言葉は合っていると思いますが…」
尊「おぉ！さすがあにぃ！完璧な説明だぜ！！」
ハデス「そういう事ではないと思うが……まぁ、ロキの言いたい事も分かる……」
ディオニュソス「Aさんって本当俺の知ってる人間像からかけ離れてるよね……」
バルドル「まぁ、何はともあれAさんが眼を覚ました事を祝福しようよ」
草薙「そうですね！あっ、じゃあ、Aさんが起きた事を祝ってパーティーでもやりますか？」
アポロン「いいね、いいんじゃないかな！♪僕も協力するよ、するからね♪」
トール「…なら、料理は俺が作ろう……」

何故だか話はどんどん横道にそれていき、1人取り残されたAはポカンとしながらワイワイ騒ぐクラスメイト達を眺めた
と

トト「高々、眼を覚ましたくらいでこの騒ぎとは………全く思考が理解出来んな……」
A「トト…」

玄関に繋がる扉から出てきたトトは面倒くさそうにため息をついた

トト「貴様ら騒ぐのも構わんが明日のテストではくれぐれも補習をうけるような点数をとるなよ。私にはこれ以上貴様らに割いてやる時間などないのだからな…」

それだけ言うとトトは部屋から出て行った

A「…」

トトの後ろ姿を見送った後、Aは全員の顔を見てふわりと笑った

A「…勉強会でも始めようか…」

Aとアポロンの事でテストの事などすっかり忘れていた草薙達はその後Aの部屋で静かに黙々と勉強を始めたのだった…

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