風邪の枷 ページ16
と、話が一端終わった所でディオニュソスがAをじっと見つめた
視線に気付いたAは
A「…ん?何だ?」
不思議そうに聴いたAにディオニュソスは確認するかのように訪ねた
ディオニュソス「川で溺れそうになったアポロンを助けたって事は…Aちゃんも川に入ったって事だよね?」
A「そうだけど…それが何?」
Aはますます不思議そうに首をひねった
と、ハデスも何かに気付いたように眼を見開いた
ハデス「はっ!八咫、早く風呂に入れ!風邪を引くぞ!」
A「え?」
Aは自分が着ている制服を見た
時間が経っているせいか服はほとんど乾いていたが体が冷たくなっていた
A「あぁ…そういえば川に入ったんだっけ…」
今更気付いたAだが、大して慌てる様子もなかった
が、ハデスとディオニュソスはわぁわぁと騒ぎ立て
ディオニュソス「『あぁ』とか言ってないで早く風呂に入って!」
ハデス「本当に風邪を引くぞ!」
心配するハデスとディオニュソスにAは面倒くさそうに手をひらひらさせ
A「分かったから。部屋に戻ったらすぐに風呂に入るよ…だからあんまり騒がないでくれ…アポロンが起きちゃうよ…」
Aはアポロンを指差した
ディオニュソス「あ…」
ハデス「…すまん…つい…」
ハデスとディオニュソスは声のトーンを落とした
A「じゃあ、私は部屋に戻るから…アポロンが起きたら連絡して」
ハデス「了解した」
Aは心配そうにアポロンを見て部屋を後にした
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黒薔薇 白夜 - 続きがあるなら見てみたいです (2016年1月11日 22時) (レス) id: 3428a84a4c (このIDを非表示/違反報告)
VALGUS(プロフ) - 珠華さん» 珠華さん、コメントありがとうごさます……!!多分これからどんどん原作から離れてく可能性大ですが、よろしくお願いいたします……!!! (2015年12月31日 11時) (レス) id: 4900cab5df (このIDを非表示/違反報告)
珠華 - 原作と全く同じでわなく、少し工夫がしてあっていいと思います!!とても、面白かったです。更新頑張って下さい。 (2015年12月29日 2時) (レス) id: 39dd721836 (このIDを非表示/違反報告)
VALGUS(プロフ) - 皆さんすみません…週1更新どころかほぼ半年も更新出来ていなくて…これからは出来れば月に何度か更新出来るよう善処致しますので、おこがましいですがこれからもよろしくお願い致します (2015年11月8日 16時) (レス) id: 89ee4bbed4 (このIDを非表示/違反報告)
梨音 - すごい面白かったです!更新楽しみにしてます!! (2015年7月27日 0時) (レス) id: 8cdfc61d3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:VALGUS | 作成日時:2014年9月26日 23時