飛びたい 19 ページ21
夢主side
ホ「本当にごめん。任務が入っちゃってさ。行かなきゃいけないんだ。
君が嫌じゃなければ‥
また此処に来てもいいかな。」
貴「え‥っと」
また‥？
また、来てくれる‥。
嬉しいのだが、ホークスさんに迷惑が‥。
でも、やっぱり‥嬉しい。
貴「いいんですか‥？」
ホ「うん。俺はむしろ大歓迎だけどね。」
貴「(パァアアア)」
いいのかな‥。こんなにしてもらって‥。
でも、凄く嬉しい。
そう思っていると、ホークスさんは、
ホ「うん。じゃあ、ごめん。行くね。」
と、窓に足をかけ、翼を広げた。
貴「気を着けてくださいね。応援、してます！」
ちょっと、柄にもなく、ガッツポーズをしてみた。
ホ「ありがとう。また、来るね。」
そう言ってホークスさんは、飛び立ってしまった‥。
貴「行っちゃった‥。
‥あぁ、ついに、言ってしまった‥。なんで、言っちゃうんだろう‥。」
何故、私は聞かれてもいないことをだらだらとしゃべってしまうのだろう‥。
目が悪いの？と聞かれたら、まあ、多少は‥。
ぐらいに答えておけばいいのに‥。
こうもまた、口下手と言うか、おしゃべりと言うか‥。
あぁ、ホークスさんの負担が増えてしまう‥。
そう、悶々と悩んでいても、らちが明かない！ホークスさんに教えてもらったことを忘れないうちに、沢山解かなければ！
そう、息巻いて、私は敵である数学の教科書と斜めに曲がっているであろう字が書いてある私のノートとにらめっこをした。
〜10分後〜
貴「わからぬ‥」
ここまでは分かるんだけどなぁ‥。
ここからが分からない‥。
いや、だってこことここは割れないからなぁ。
かといって、こうするのも違うしなぁ‥。
貴「‥‥‥本読もう。」
気分転換だし、いいよね。別に。
そう、自分に言い聞かせて、ノート類を机の脇に寄せ、ベットの枕に寄っ掛かり、本を開く。
貴「いい天気の時は読書に限る。」
私は、基本的に、本を開いたら、読み終わるまで本を閉じないのだ。
そのせいか、何時間か没頭してしまった。
貴「ふぅ、面白かったあ！この作家さんは面白いんだよな。いつもワクワクしちゃう‥。特にこのところなんて‥！！」
そう、本を抱き締めてその余韻に浸っていた。
この本はなかなかの分厚さで、読み終わると達成感がある。
だからか、読み終わるのに、いつもよりも時間が掛かってしまった。
貴「はっ、も、もうお昼‥。なにもやってない。」
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茉凛 - 話の内容はとても良かったです！応援しています！あの、間違いではなければ、「飛びたい 10 ページ11」の「敵」のはずが「的」となっている思います。 (11月15日 21時) (
レス) @page11 id: 39fff43af6 (このIDを非表示/違反報告)
茶々 - RIKUさん» まだ、ネタバレになってしまうため、どちら、とまでは言えませんが、いずれはそのような流れにしようかと思っています。応援、ありがとうございます。 (2020年5月5日 13時) (レス) id: cb2e5c4a97 (このIDを非表示/違反報告)
RIKU - とても面白いです。更新頑張ってください！失礼かもしれないけどちょっとお聞きしたいのですが、死ネタ注意というのはどちらか死んでまうんですか？ (2020年5月5日 13時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶々 | 作成日時：2020年5月4日 22時
