飛びたい 15 ページ17
ホークスside
チュン チュンチュン＿＿
ん‥‥朝‥か。
寝ていたソファから起き上がる。
昨日、公安に呼び出されて、一晩だけ公安内で過ごすことになった。
九州のサイドキックたちに連絡を済ませて、ソファで寝た。
‥のだが、なんだか、寝た気がしない。
考え事が多すぎたのだろう。
ホ「どうやって敵連合に怪しまれずに接触すればいいんだ‥？」
やはり、色々と気が重い。
ぐぐぐっと背伸びをし、赤い翼を広げた。
ここで、なんだかんや言っても始まらないし、とりあえず今日の"約束"に行きますか。
そう言って、公安の扉から飛び立った。
今日もなかなかいい天気で暖かかった。
ふと、あの子の事が脳裏をよぎる。
何をしているだろうか？また、本でも読んでいるのだろうか。
そう思いながら飛んでいると、あの病院に辿り着いた。
あの子がいるであろう病室に向かって飛ぶ。
すると、ショートの黒髪、青目が見えてきた。
あの子だ。
窓に近づき、俺は窓枠に足をつける。
貴「はあ、困った」
と、ため息をついているのを見かけ、
ホ「何が困ったって？」
と、からかうように、声をかけた。
すると、真ちゃんは、驚いたようで、ビクッと体が跳ねた。
つくづく、分かりやすい子だ。
貴「ほ、ホークスさん!?」
ホ「それで？何が困ったの？」
そう、訪ねると
貴「いや、その‥。勉強が‥。」
と、ゴニョゴニョ言っていた。
勉強、苦手なのか。
そっか、前あまり学校行けてないっていってたものな。
ホ「ふーん。俺が教えてあげよっか？」
貴「へ？」
と、拍子抜けした声が聞こえた。
あまりにきょとんとしていたもので、笑いを堪えるのに必死だった。
しばらく真ちゃんは、下を向いていたが、徐々に上を向いて来た。
すると、すごく恥ずかしかったのか、唸り始めた。それもまた、笑ってしまいそうになった。
貴「ううぅう//」
ホ「まぁまぁそんなに恥ずかしがらないでよ。んで？どうする？」
笑いを含みながらそう、言うと、悔しいのか恥ずかしかったのか、
貴「お、教えてください‥‥。」
と、小声でそう、返した。
流石にいじりすぎたかと思った。
ホ「分かったよ。何がいい？」
すると、真ちゃんは、きょとんとし、はっと我に帰ったのか、戸棚から、数学のノートと教科書を取り出した。
貴「数学です‥。この、平方根がわからなくて‥。」
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茉凛 - 話の内容はとても良かったです！応援しています！あの、間違いではなければ、「飛びたい 10 ページ11」の「敵」のはずが「的」となっている思います。 (11月15日 21時) (
レス) @page11 id: 39fff43af6 (このIDを非表示/違反報告)
茶々 - RIKUさん» まだ、ネタバレになってしまうため、どちら、とまでは言えませんが、いずれはそのような流れにしようかと思っています。応援、ありがとうございます。 (2020年5月5日 13時) (レス) id: cb2e5c4a97 (このIDを非表示/違反報告)
RIKU - とても面白いです。更新頑張ってください！失礼かもしれないけどちょっとお聞きしたいのですが、死ネタ注意というのはどちらか死んでまうんですか？ (2020年5月5日 13時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶々 | 作成日時：2020年5月4日 22時
