飛びたい 13 ページ15
夢主side
日記を書いた後、看護師さんが、夕食を運んできてくださった。
いつもいつもありがたいなぁ。
そして、夕食を済ませると、私はまた本を読み、歯を磨いて寝た。
ここまでは、いつも通りなんだ。
でも、明日はいつも通りじゃなくなる。
遠足前の子供のように、心を踊らせて、眠りについた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
チュンチュン チュン
窓から日差しが差し込んでくる。
もう、朝か。
なんだか、寝た気がしなくてあっという間だった。今日も、来てくれる。そう思ったら嬉しくて、地に足が着かないようだ。
しばらく窓を眺め、ぼーっとしていると、看護師さんが朝食を運んできてくださったようで、病室の扉が空いた音がした。
看『起きたのね、真ちゃん。朝ごはんよ。』
貴「いつも、ありがとうございます。」
看『あら、なんだか楽しそうね。ふふ。』
貴「そう、ですか？」
看『そうよ、なんだか暖かい雰囲気がするもの。
そうね、今日もいい天気だし、ぼーっとしているも、いいかもね。』
なんて、いって去ってしまった。
今日は何をしよう。ホークスさんが来るまで‥。
昨日の本の続きもいいが、そろそろ勉強もしなくては‥。うう、嫌だなぁ、勉強。
だが、学校に通っていない私は人一倍勉強をしなくてはならないわけで。
貴「はぁ、困った。」
ホ「何が困ったって？」
貴「ほ、ホークスさん！？」
ホークスさんは、いつもいきなり、だ。
今日もへらへらとした笑顔で、窓枠に足をかけていた。
朝日が反射して、余計にかっこよく見えてしまった。
‥今日も、来てくれた。
そう思うと、堪らなく嬉しかった。
ホ「それで？何が困ったの？」
貴「いや、その‥。勉強が‥。」
でも、ホークスさんに勉強が苦手だと知られたら、何を言われるか分かったものじゃない。
また、ホークスさんにからかわれるのは、ごめんなんです！
でも、ちょっと、心のなかでは教えて欲しいなんて欲もあったりして。
すると、ホークスさんは、何かを察したようで、にやにやとしながら
ホ「ふーん。俺が教えてあげよっか？」
貴「へ？」
予想していなかった答えで、思わず間抜けな声が出てしまった。
これは、思ったより恥ずかしいぞ。
そう思って、再びホークスさんの顔を見ると、にやにやとしていた。
貴「ううぅう//」
ホ「まぁまぁそんなに恥ずかしがらないでよ。んで？どうする？」
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茉凛 - 話の内容はとても良かったです！応援しています！あの、間違いではなければ、「飛びたい 10 ページ11」の「敵」のはずが「的」となっている思います。 (11月15日 21時) (
レス) @page11 id: 39fff43af6 (このIDを非表示/違反報告)
茶々 - RIKUさん» まだ、ネタバレになってしまうため、どちら、とまでは言えませんが、いずれはそのような流れにしようかと思っています。応援、ありがとうございます。 (2020年5月5日 13時) (レス) id: cb2e5c4a97 (このIDを非表示/違反報告)
RIKU - とても面白いです。更新頑張ってください！失礼かもしれないけどちょっとお聞きしたいのですが、死ネタ注意というのはどちらか死んでまうんですか？ (2020年5月5日 13時) (レス) id: 203b0c7d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茶々 | 作成日時：2020年5月4日 22時
