ああ、この人達ヤンデレです。 (ページ42)

今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:16,929 hit

40 ページ42

サボ｢うがっ！！」

サボは蹴り飛ばされ、尻餅をついた。

サボ｢いったいな…。」

サボの睨む先を見た。

エース｢こっち見んなド腐れ野郎が。」

エースは汚い物を見るかのようにサボを見下した。

サボ｢あぁ～……痛ぁい。痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛ぁぁぁぁぁぁい。どうしてくれようかなぁぁ？？畜生が………。」

サボは自分の頭を抱えるようにして笑った。

サボ｢あぁぁあぁ…。どうしようどうしよ……。
うひひひはひあああははは。」

エース｢薄気味わりぃな……。」

気づかれないように私はシャチに駆け寄った。

『大丈夫…？シャチ？』

意識は無いが脈はある。

『病院……！』

携帯を取り出して119番に連絡する。

「はい、119番です。火事ですか？救急ですか？」

『あのっ！友達が怪我をしていて、あぁっ救急です。えっと血が止まらなくて！！』

焦っているからか上手く応対できない。

「落ち着いて下さい。まずはあなたの居場所を教えて下さい。」

答えようとしたとき、
持っていた携帯を誰かに取り上げられた。

「聞こえていますか？
どうしまし＿＿＿＿＿＿＿」

ブツッ

エース｢いらないだろ、こんなん。」

エースは携帯をポケットに入れると私の手をとった。

エース｢帰ろう…帰ろう？もう眠いだろ。」

エースの奥には倒れたサボとシャチがいた。

エースの目は絶望も希望もない
空虚なガラスのようだった。