ああ、この人達ヤンデレです。 (ページ24)

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『サンジ、学校行こ。』

玄関でつま先をとんとんと地面で叩く。

サンジ｢はーい｣

サンジはブレザーを着ながら歩いてきた。

玄関を開けるとシャチがいた。

シャチ｢…なんでサンジと一緒にいるの?｣

『私が一緒にいてって言ったの。
だから、気にしないで。』

緊張で言葉が途切れ途切れになったかもしれない。

サンジ｢Aちゃん、行こ。シャチはどうするの?｣

シャチ｢....一人で行くからいい。」

ざまあみろ。

無理に気づかせようとするから
こうなるんだよ！

学校に着くまでの道、俺はニコニコと笑った。

『なに？サンジ上機嫌？w』

俺につられたのかAちゃんもニコニコしてた。

サンジ｢うん。
シャチと大事にならなくてよかったぁって！｣

これは本心だ。

アイツに暴れられたら少し面倒だ。

『....ありがとね。...
一人だったらどうしようもなかった。』

サンジ｢頼って、もう一人にしないよ。」

『ありがと、大好き。』

彼女は満天の笑顔で笑った。

『はぇ～......。』

屋上で一人青空を見上げた。

『ちょっとだけど...寒い。』

ルフィから借りたままのパーカーに身を包み、
胡座をかく。

ルフィ｢A？またいるのか？｣

『お、ルフィじゃん、お久～。』

ルフィ｢え、なに、Aって俺の女なの？｣

今日はルフィはサイダーを飲んでいた。