６ ページ27
部屋のドアの前で、
Aが心細そうな顔して、
俺を待ってた。
「A・・・
ごめんな。
寂しかったん？」
聞いたら、ちょっと涙ぐんで・・・
ん、って、素直にうなづいてくれた。
その小さい手を引いて、
部屋の中に入ってすぐに、抱きしめる。
さっきよりももっと、こいつを欲しなってる。
今日も寝かせてやられへんかも・・・
二日連続激しいんは、
さすがに腰にくるわ。
Aはまだすやすや夢の中。
ほんま、可愛い顔して寝てる。
思わず、すべすべのほっぺにちゅってしてもうた。
起こすん可哀想やな思って、
そろっとベッドから出ようとしたら、
「忠義、もう朝？」
背中に寝ぼけた声が聞こえた。
「朝いうか、昼前やで。
そろそろ起きる？
まだ寝とく？」
振り返って聞いたら、
半分、目ぇ閉じたまんまやのに。
「自転車、買いに行く。
パン屋さん行きたい」
呪文のように言う。
よっぽど行ってみたいんやな。
「ならつかまり」
抱き起こして、
今度はおでこにもキス。
「眠いなあ。
ゲームで徹夜した時より眠い。
年かなあ」
「まだ今日で２８やろ。
A、誕生日おめでとう」
「ありがと」
ほんまに幸せそうに笑ってくれて、
胸がキュンてなったわ。
朝昼兼用で、
外で食べることにして、
ジュースだけ飲んで、
とりあえずは、
近くの自転車屋さんまで行くことに。
色とりどりの自転車を前に。
「可愛いの、たくさんあるね」
Aが目を輝かせてる。
二人乗りすればえっかって、
置き場所ないし、
自転車は一台だけ買う事になってん。
「この緑のにする」
「ええな、カッコええ」
即決。
「ありがとね。忠義」
そう言われただけで、にやけてる。
早速パン屋さんに向かって出発。
後ろにAを乗っけて、
走り出した時。
目の前の回転寿司屋から、
村上課長と梨々香ちゃんが、
ちょうど出て来るとこやった。
「おお、タツやないか。
その子が例の大事な彼女か」
気付かんふりで行きたかったのに、
村上課長に声かけられてもうた。
「あ、はい」
俺が答えるより前に、
Aが自転車の後ろから降りて、
ペコってお辞儀してる。
「はじめまして。
AAと申します。
村上課長さんのお話、
よく伺ってます。
いつも彼がお世話になってます」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 718人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
^o^(プロフ) - 更新楽しみに待ってまーす！ (2018年7月27日 16時) (
レス) id: 08c21993cd (このIDを非表示/違反報告)
h413woman(プロフ) - 2の続編があったなんて昨日初めて知りました（笑）いつも楽しく読ませてもらっています！有難うございます！せっかく名前変換があるので、お前と呼ばれるよりも、名前で表示されるように増やしてくれると嬉しいです！ (2018年7月12日 13時) (レス) id: 6ee695b244 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 長くなってもいいと思いますよ〜、是非とも読みたいです(≧▽≦) (2018年7月12日 7時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
りり(プロフ) - 返信有難うございます◎覚えててくれて本当に嬉しいです☆250字に言葉が纏まらずいつも長くて申し訳ない笑( ; ; )ロングバージョン読んでみたいな〜気長に待ってます(^o^)／安田社長の今後の展開も楽しみ♪ (2018年7月12日 5時) (レス) id: ac3afc1999 (このIDを非表示/違反報告)
yume.no.(プロフ) - 長いバージョン、ウェルカムです☆それより雲行きがあやしいー！！ドキドキ笑 (2018年7月11日 22時) (レス) id: 716f977705 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：fool x他1人 | 作成日時：2018年7月4日 9時
