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-ht side-
医務室の半開きの扉の前に立つ
扉の隙間から部屋の中を覗いてみると一人の人影が見えた
『スイーツ...スイーツが食べたい...うぅ』
.....スイーツ？お腹が空いてるのか？
発言に気になり扉を開けてしまう
人影は音に気づいてこちらに振り向く
医務室に居たのは俺より身長が低い子供だった
俺の黒髪とは反対の白銀のようなその髪はまるで雪を彷彿とさせる
けむるような長い睫毛を伏せ、ほんのりと紅色を呈する細い身体
同じ人間か........？
ht「どこか...ら..」
『？！？！』
俺が声を掛けようとすると白い子供は吃驚している様子で眼を見張っている。口をぱくぱくとさせながらその場にストンと座ってしまった
......どうやら危害性は無さそう
ht「.............大丈夫？」
そう言って手を差し伸べる
驚いた様子のままの子供は俺が手を差し伸べた事にきょとんとしている
『.....................』
ht「...................」
どうすればいいんだコレ
暫し沈黙が流れる
両者言葉を発さずにいると医務室の扉の方から聞き慣れた声が聞こえた
os「あれ？げどちゃん何しとんの〜」
ht「マンちゃん！」
os「おおw吃驚したw........あれ君アルビノの子やな？」
オスマンが俺の後ろにいる子供を指さしながら近づく
ht「...........アルビノ？」
os「あれ、もしかしてげどちゃん知らんかった？」
ht「....怪しいヤツかと思ってマーシャルアーツ食らわそうと思ってた」
os「この子が食らわされる前に来て良かったわw」
どうやら最近ウチで噂になっていた"アルビノ”の子供らしい。道理で雪のように白いわけだ
os「昨日来たってグルちゃん言っとったな〜。君、名前は？」
『.....A..です』
os「ほーんA君ね。ほんで」
そう言いかけたオスマンの言葉を遮ってぐうと小さく腹の音が聞こえた
どうやらこの子のお腹の音のようだ。恥ずかしそうに顔を紅潮させている
ht「.....お腹空いてるの？」
俺がそう聞くと小さくコクリと頷いた
そういえば俺も朝御飯食べてないし...
ht「食堂で朝御飯作るけど、君も食べる？」
『...いいんですか？』
恐る恐るといった感じで聞いてくる
ht「...まぁ、危険ではなさそうだし。....俺もお腹すいたし」
『...ありがとうございますっ』
os「俺にも作ってよげどちゃん(ﾊｧﾄ)」
ht「....普通の朝食だからね？」
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作者 - ありがとうございます。パシフィックハートですどうぞ→♡ (7月21日 13時) (
レス) @page30 id: cd8d34c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - パシフィックハートっ 持ってねぇよ〜 でも拙いってなんだっけってなるレベルの上手さだっ (2023年4月23日 21時) (レス) id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ありがとうございます。作者はこの反応をさせたい気持ちで書いていたのでそう言って貰えるととても嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年4月21日 8時) (レス) id: 52650a3253 (このIDを非表示/違反報告)
onigiri710(プロフ) - 面白かったです。ゾムさんの雪の妖精って反応が可愛かったです。無理せず更新頑張って下さい (2020年4月19日 23時) (レス) id: da17dc294d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ありがとうございます。応援の言葉此方としてもとても励みになります。更新頑張ります！ (2020年4月11日 23時) (レス) id: 52650a3253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2020年4月3日 15時
