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チーノさんが足枷を外してくれたお陰で、大分楽に足を動かせるようになった。
『ありがとうございます』
ci「楽勝楽勝！こんなんちょろいもんやで！」
そう言ってドヤ顔をするチーノさん
それでも足枷が付いてたところはまだ痛みが残っている。走ることは難しいかもしれない。まだ赤く痕が残ってしまっている
しまったな〜...ここまで痕に残ってしまうとは...でも数日もしたら治るだろう
ふとチーノさんの顔を見ると険しい表情をしていた
『.....どうかされましたか？』
ci「......ん？あぁ、その足枷つけてた所痛ないか？」
ワンテンポ遅れながら反応してくれた
『それ程痛くありませんよ』
ci「それほどっちゅーことは痛いんやな！」
えぇ...解釈ェ.....
ci「んじゃあ、いまから俺が君のこと抱き上げるからこの上の階の出口まで耐えてな」
そう言うやいなや、僕の身体を軽々と抱き上げた
『えっちょっ！？』
ci「うわっ軽！？」
2人して驚きの声を同時にあげてしまう
少し沈黙してから
ci「........キミもう少し筋肉つけたら？」
と、チーノさんに言われてしまった
僕それなりに筋肉ある筈なんですけどね...今のはちょっと傷つきました....
『はい...』
ショックで力無く返事をする
ci「...今からダッシュするからな、しっかり掴まっててな！」
最後まで言い終わる前にチーノさんは走り出した
音を立てて、冷たい風が頬に当たる
これ結構な速度で走ってませんか？？風が少し痛いですけど？？？でも僕に負担をかけないようにか、揺れは激しくない。優しい
ci「よいしょっと」
重いはずの鉄扉も片手ひとつで余裕に開けていく
ci「次、階段上るで」
僕に言葉を掛けながら段飛ばしして階段を素早く上っていく
チーノさんは呼吸一つ乱さず走っている
階段を上った先は特に人は居らず、ただ一直線に廊下がある
来た道を見たが追ってくる人もいないようだ
見張りも警備もいないってどういうことなんですかねぇ
奥の方には出口と見られるすこし大きい扉があった
『出口はあの扉ですか？』
扉の方に指をさす
ci「そやで、この廊下一直線やからな....ちょいとスピードあげるで。しっかり掴まっといてな」
僕の質問に答えてすぐに、先程よりも速く走り始めた
僕はてっきりさっきまでのが全速力だと思ってたんですけど、更にスピードアップしてますね？スパイの人達ってみんなこうなんですか？？
素直にチーノさんの体力に疑問をもった
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作者 - ありがとうございます。パシフィックハートですどうぞ→♡ (7月21日 13時) (
レス) @page30 id: cd8d34c6c5 (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - パシフィックハートっ 持ってねぇよ〜 でも拙いってなんだっけってなるレベルの上手さだっ (2023年4月23日 21時) (レス) id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ありがとうございます。作者はこの反応をさせたい気持ちで書いていたのでそう言って貰えるととても嬉しいです。更新頑張ります！ (2020年4月21日 8時) (レス) id: 52650a3253 (このIDを非表示/違反報告)
onigiri710(プロフ) - 面白かったです。ゾムさんの雪の妖精って反応が可愛かったです。無理せず更新頑張って下さい (2020年4月19日 23時) (レス) id: da17dc294d (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ありがとうございます。応援の言葉此方としてもとても励みになります。更新頑張ります！ (2020年4月11日 23時) (レス) id: 52650a3253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2020年4月3日 15時
