ひんやり抱き枕:エイトフット ページ15
真夏の夜は熱帯夜となりエアコンがないとやっていけないのだが…
マルフィ「お気の毒ですが今夜はゆでダコになること間違いなしですね。」
エイトフット「嘘だろ!?」
先日まで愛用していたエアコンにとうとうガタが来てしまいお別れをするハメになってしまったのだ。
頼んだ物は2,3日後に届くからその間は扇風機しのぎになってしまう。
エイトフット「あちぃ!」
生暖かい風しか来ない扇風機なんかでは補えるわけがなく、眠れずにひたすら扇子で扇いでいた。
エイトフット「(氷枕とか使うか)」
暑さ対策を考えていると部屋の温度が急に下がった。
エイトフット「!?」
むにゅう
瞬間後から抱き絞められひんやりした感覚に襲われる。
「座るなんて変わった寝相ですね。」
エイトフット「うわぁああ!」
「ぎゃぁああ!?」
ーーーーー
エイトフット「ぉぉおおマエ一体何を!?」
「いや、いつもの癖でついつい(笑)」
エイトフット「いつもオレのところに来てんのかよ(嬉しいけど)
あと座ってるところを寝相と勘違いするなんて目どうなってるんだ!?」
「びっくりしましたよもう…」
エイトフット「それはこっちの台詞だ。
会いたいならお泊まりしたいって言えばいいんだよ。」
「本当ですか!
これでエイトフットさんといられる時間が増えるのです(ムギュッ)」
エイトフット「冷たっ、Aって体温低いんだな。」
「それなら君に温めてもらいます!」
エイトフット「オマエってヤツは…///
でも暫くはオレのことを冷やしてもらうぞ。」
「どういうことですか?」
エイトフット「こういうことだよ。」
そう言うとAとベッドに寝転がって抱き締め、足も絡めた。
エイトフット「今エアコンが壊れてて眠れないから夜はこうしてもらうからな。」
「はわわ…///」
ーーーーー
数ヶ月後
「あのエイトフットさん?
もう涼しいので私はいらないのでは。」
エイトフット「オレはこっちの方がいいんだよ。
オマエもそうだろ?」
「まあ、そうですね…君とくっついてる方が幸せですし。」
エイトフット「(相槌だけでいいのにどうしてそんなことを言えるかなコイツは…)」
「顔赤いですよ、熱とかですか(おでこコツン)」
エイトフット「うるさいっ、あとそれやられると理性持たなくなる!」
「はーい」
冬になれば冷凍タコになること間違いなしである。
(海の中ってエアコン使えないんじゃないのと野暮なことを言ってはいけない)
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作者名:Wagashi Chan
作成日時:2018年6月19日 23時