今世は夢の国で2 (ページ13)

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それでも大親友2:ダイドーページ13

行きたくないのにいざ断ると感じる寂しさと罪悪感。

彼の残念そうな顔が蘇りそれがAの胸を締め付けた。

「はぁーあ…」

ヒトコト「おや、Aさんじゃないですか。
溜息などついて何かあったのですか？」

「いやー、実は掛け替えのないほど大事な親友のことで悩みがあるのですよ。」

ヒトコト「はいはい、そこまで念を押さなくてもアナタ達が仲良しなのは知ってますよ(笑)」

ーーーーー

「というわけなんですよ。」

ヒトコト「成程、でもそれは人によって違うんですからAさんが無理をする必要はないのでは？」

「でもダイドーさんが悲しむとこなんて見たくないのです！」

ヒトコト「Aさんは優しいんですね。」

「優しいんじゃありません、ダイドーさんが大好きなだけです(ビシッ)」

ヒトコト「勿論それも承知してますよ。

それなら彼は大好きな親友が無理して体調崩すことを望むと思いますか？」

「………」

ヒトコト「もう少し自分を甘やかしてみてはどうでしょうか？」

「……(コクコク)」

ヒトコト「その意気ですよ！」

それ以来、1人になりたい時は無理にダイドーからの連絡を返信しないよう通知をオフにすることが増えていった。

流石におかしいと感じた彼は私に問い詰めてきたが全てぶっきらぼうに返し、酷い時には無視もした。

そんなことを続けていたら1ヶ月が経っていた。

「(ガス抜きもできましたし、そろそろ前みたいにお話してみましょうか。)」

～To be contenued～