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お土産:ファンカスト ページ11

ファンカスト「欲しいよぉ〜(泣)」



SNSを見ているとよくお土産を買えなくて泣いている姿は、
A含みゲストにとっては言葉に表せないほどの愛らしさを持っているのだ。



「泣く姿が可愛すぎる!

ですが毎回物々交換とか空っぽの財布とか見せられると少し不憫にも思えてきますね…(汗)」



特にここ最近は買えないと判明する度にマジ顔で落ち込むようになったのだ。

正直不安である。

「仕方がない、ここは私が一肌脱ぎましょう!」

先ずは何が欲しいのか知るために各動画で欲しがってる物をチェックしていった。


「うーん、やはりぬいぐるみやポップコーンが多いですが種類がバラバラで絞り込めない!」



更に掘り下げていくと屋内のお土産屋の商品をじっと見ている所を発見した。


普段はワゴンで見ることが多いので変な感じがする。

よく見ると同じ店で立ち止まることが多い。

移動もパフォーマンスの内だというのにわざわざ入るということは相当欲しているのだろうか。


「これって私が欲しがってた扇子じゃないですか!

やはり恋人だと好みも似てくるのでしょうか、
まあペアルックとか憧れていたので買いに行きましょう♫」


ーーーーー



「ファンカストさーん!」

ファンカスト「A!?急にどうしたの!」

「実はプレゼントがあるのですが今お時間ありますか?」

箱をちらつかせるとファンカストは思い出したかのようにバッグをあさって同じ包みの箱を取り出した。


ファンカスト「ボクもAに渡したいものがあるんだ!」



お互いに箱を交換する。

「先ずは君が開けてくださいよ、私もおそろいの買ったのでペアルックですよ。」

ファンカスト「ホント!?嬉しいなあ」


ファンカストはニコニコして箱を開けるとまるでエルサの魔法にかかったかのように固まってしまった。


「あのー、どうされましたか?」
ファンカスト「その箱の中身見たら分かるよ」


「(嫌な予感しかしない!)」

おそるおそる箱を開けるとそこにはAが渡した箱の中身と全く同じ扇子が入っていた。



ファンカスト「Aが前から欲しがっていたから買ったのに…(ブツブツ)」

「私も君がその商品を見ることが多かったので(汗)

これどうしましょう、他の人にあげます?」


ファンカスト「それならボク達に子供ができたらその子に渡そうよ!」

「な、ないすあいであ……///」

無邪気な顔で爆弾を落とすファンカストであった。

それでも大親友:ダイドー→←8.皆の願い事が叶いますように!



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設定タグ:ディズニー , 短編集 , ジップンズームガイドツアー   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:Wagashi Chan
作成日時:2018年6月19日 23時

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