愛しき者へ (ページ48)

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え……悲鳴嶼さんページ48

悲鳴嶼さん、どこにいるのかな？あ、しのぶちゃん。悲鳴嶼さん、見なかった？
しのぶ「悲鳴嶼さんなら、道具倉庫にいたよ。」
ありがとう、しのぶちゃん。
(道具倉庫に向かう)
道具倉庫で、何してるんだろ？片付けかな？大変だな。

(道具倉庫につく)
うん？悲鳴嶼さんと誰かいる。
(隙間から、覗くけど。あまり、声が聞こえない)
カナエ「好きです。」
悲鳴嶼「私もだ。」
え、悲鳴嶼さん。カナエさんのこと好きなの。やっぱり、昔の約束なんて覚えてるわけないよね。
悲鳴嶼「本当、好きだ。」
カナエ「嬉しいですね。」
私だけ、約束覚えてるなんて。馬鹿みたいだな。
　ドン

悲鳴嶼「誰か、いるのか？」
私です。
悲鳴嶼「吹雪、なぜ泣いてるのだ。」
うう、悲鳴嶼さんの馬鹿。悲鳴嶼さんなんて、大嫌いだ。
(道具倉庫から、離れる)
うぅ、悲鳴嶼さんの馬鹿。私だけ、覚えてるなんて。
？「吹雪さん？」
あ、千寿郎君(ギュー)
千寿郎「吹雪さん、どうしたんですか？なんで、泣いてるんですか。」

私、馬鹿みたいだよ。千寿郎君、悲しいよ。
玄弥「吹雪！」
うぅ、玄弥お兄ちゃん。
玄弥「なんで、泣いてるんだ。」
悲鳴嶼さんが、私のことなんて。
(2人に何があったのか、話す)
玄弥「吹雪、少し悲鳴嶼さんの所に行ってくる。千寿郎君と近くの喫茶店で待ってて。」
分かった。千寿郎君、行こう。
千寿郎「吹雪さん(ギュー)」
ありがとう、手を繋いでくれて。
(喫茶店に向かう)

千寿郎「吹雪さん、僕のハンカチ使ってください。」
ありがとう、千寿郎君。
千寿郎「吹雪さん、今日僕の家に泊まりに来ませんか？」
急に行っても、いいの？
千寿郎「母上が、いつでも。連れてきてもいいと、言っていたので。」
なら、お言葉に甘えて。
千寿郎「本当ですか。」
うん。家に連絡しとく。
千寿郎「明日、一緒に学校行きましょうね。
そうだね。