癒し! ページ4
中等部て、あんまり来なくなるんだよな。千寿郎君、いるかな?
あ!(見覚えのある、後ろ姿)
よし(タッタタ)
千寿郎君〜(ギュー)捕まえた。
千寿郎「え、吹雪さん。」
私の可愛い、千寿郎君。
千寿郎「僕のこと、思い出して、くれたんですね。」
もちろん、可愛い千寿郎君を忘れてたんなんて。私、駄目ね。
千寿郎「あの、吹雪さん。」
なぁに?
千寿郎「皆んなの、目線が。」
私は、気にしないよ?千寿郎君が気にするんだったら、少し歩こうか?
千寿郎「はい。」
もう、可愛い。
(少し、歩く)
あのさ、千寿郎君。
千寿郎「なんですか?」
約束守れなくて、ごめんね。
千寿郎「気にしないでください、大丈夫ですから。」
本当に?
千寿郎「はい、現にこうやって会いに来てくれてますよね。」
もう、千寿郎君は優しい。
千寿郎「吹雪さんの方が、優しいですよ。」
もう。
(時計を見る)
あ、やばい。時間が。
千寿郎「僕は、ここでいいので。吹雪さんは、教室に戻ってください。」
え、でも。
千寿郎「1人で、帰れます。」
分かったよ、またね千寿郎君。
千寿郎「はい、吹雪さん。」
(急いで、教室に戻る)
(教室の扉を開ける)
間に合った……癒された〜
玄弥「良かったな、吹雪。」
うん、可愛いかった。
玄弥「なあ、吹雪。」
なぁに、玄弥お兄ちゃん。
玄弥「今日の放課後、数学教えてくれないか?」
いいよ。図書室で、やろう。
玄弥「ありがとう、吹雪。」
ううん、いいの。
玄弥「数学だけは、赤点取りたくない。」
不死川さんが、担当だからね。
玄弥「兄ちゃん、怒ると怖いから。」
怒られないように、頑張ろうか。
玄弥「吹雪、頼むね。」
うん。
玄弥「吹雪だけが、頼りだな。」
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作者名:和田 | 作成日時:2021年5月27日 2時