百七十六話 反撃開始 ページ8
「わぁ〜また新しい呼吸！今度は頸が半分くらい切れちゃったよ。惜しかったねぇ」
「チッ」
反撃の血鬼術を避けて一定の距離をとる。
大丈夫、きっと勝機はある。そろそろ
「にしてもそこの2人は邪魔でもしてるの？」
「あ”ァ！？」
「！」
突然カナヲと伊之助に話しかけ始める童磨に心臓の鼓動が速まる。
「さっきから太刀川くん凄い二人のこと庇うけど何で？自分より弱い奴守って自分が死んだら勝率下がるだけだよ？ほら、そのお腹の切り傷も女の子庇って出来たよね？」
「いや、お前が扇子振り回すから出来たんだよ。」
「そりゃそうだけど。」
うぅん。と頭を捻る童磨。恐らく俺の行動が理解できないんだろう。
しかしそれはカナヲも同じだ。
「あの！私も鬼殺隊士です！だから…太刀川さんは気にせず戦ったください。」
「うん、悪いな。でもなぁ…しのぶとのこれは約束なんだ。」
「！」
「ほら、あいつ約束破ったら鬼より怖いだろ。」
お前だけは死んだらダメだカナヲ。希望なんだ。
そろそろしのぶの作戦が始まる。それまでの辛抱だ。
「君たちの相手はこの子にして貰うよ。」
そう言って童磨が血鬼術によって出したのは小さな己の姿をした氷の人形。
しかしそれは本人と同等の力を有しており、切ったところですぐ再生する。
それどころか更にそこへ五体人形が追加され状況は最悪な事態となる。
焦る伊之助は冷静さを失いかけ敵の攻撃が当たり始める
「伊之助！焦るな！冷静になれ！」
「落ち着いて!!もう少しだけ、あと少し粘って…！」
大丈夫。信じてるぞ、しのぶ。
そして、扉を開けて去ろうとする童磨が突然膝を着く。その顔は紫に腐敗したかのように溶けだしていた。
「やっだぞしのぶ。お前の勝ちだ。」
強かな毒の少女が不敵に笑ったような気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
矢車菊(プロフ) - うわぁ〜！大満足過ぎる内容でした！太刀川くんめちゃくちゃかっこ良いし、面白かったです😍 (2023年1月16日 1時) (
レス) @page21 id: 0b94572497 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - とても面白いですね❤️続きを更新してほしいです (2022年7月30日 21時) (レス) @page21 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
勇希斗(プロフ) - 来世はマカロニになりたいさん» し、死んでる！？ (2022年6月5日 16時) (レス) id: 902f734160 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - いつメンが、ジャングルと化してて笑う。「おい！！この方は、ごりr((とへb((ンン“、、、しななくて、ちいさくて、うるさいんだぞ！」 (2022年6月3日 10時) (レス) @page21 id: 87f77450ee (このIDを非表示/違反報告)
来世はマカロニになりたい - 勇希斗さん» 失礼だぞ！この人らはゴリr(((( (2022年3月25日 15時) (レス) id: ce524a8807 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AOI 3
| 作成日時：2020年8月19日 19時
