百三十八話 昔話 ページ4
風呂から上がれば何故か竈門はしつこくついてきてそして何故か蜜璃ちゃんと共に食事をすることになった。
「凄いですね!」
「そうかな?今日はそんなに食べてないけど」
「遠慮すんなって。ほら、この天ぷら美味いから食べてみ?」
「(キャー!!太刀川さんイケメン…!こ、これって関節キスってやつかしら??しのぶちゃんごめんね!!)」
遠慮すんなって言った瞬間お皿運んでたひょっとこから殺意を感じた。
ごめん、いっぱい食べる女の子可愛いんだもの。
黙々と味噌汁啜っていれば話は不死川玄弥についての話に変わっていた。
「私のうちは五人兄弟だけど仲良しだからよくわからなくて不死川兄弟怖って思ったわ〜」
「うんん……太刀川さんは何か知ってますか?」
「まぁ、実弥とはよく昔話はしてるしなぁ。だがそれ知ってどうすんだ?」
「え…?」
箸を止めて竈門は目を丸くする。
気の良い心優しいコイツだからこそ気になってしまうのだろう。兄妹間での愛情表現がまるでお手本のような奴だからな。
「家庭にはそれぞれ事情があんだ。実弥が玄弥を本気で忌み嫌っていたらお前はどうすんだ?慰めんのか?仲を取り持つのか?それとも同情して完結させんのか?」
「えっ、えっと………」
「優しいお前は少し他人の感情に土足で踏み込むところがある。鬼殺隊はワケありの奴の方が多いんだ。特に柱とかは……な。」
「たっ、太刀川さんにも兄弟っていらっしゃるのかしら?」
少し重くなった空気を紛らわせようとしてくれたのか蜜璃ちゃんが俺に話を振ってくれる
彼女は良い意味で普通の女の子なので居心地が良い。
「兄貴が二人に弟が一人いたぜ?」
「へぇ、男兄弟なんですね!」
「やっぱり皆霊媒師なのかしら?」
「んー。全員霊力はあったけど素質は我ながら俺が1番あったな。」
天ぷらをつついて返事を返す。
「正直ウチは仲が悪くてな……」
「あっ、……そうなんですか……」
「あぁ。よく家の屋根が吹き飛んだもんだぜ」
「仲悪いのレベルが違うわ……」
かる〜く引かれた。
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菜穂(プロフ) - 瑠碧さん» すみません間違えて違う人にレスしてました。ピクルーのキミの世界メーカーだったと思います (2022年1月16日 14時) (レス) id: 97df43ce45 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 百五十五話のヘルメットって壱とかでやりすぎ都市伝説でてきてるんで今更ですよね() (2020年10月2日 20時) (レス) id: 31c3af07a3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 壱から読んできました!とても面白いです!ところで、このイラストって、何メーカーさん使ってるんですか? (2020年9月5日 10時) (レス) id: 3cee96974c (このIDを非表示/違反報告)
うんうん - しのぶちゃん生きて欲しい。そして、二人の恋愛が見たい!!これは私の願望なので、決まったオチで構いません(上から目線でスミマセン)ですが!二人のそういった絡みは見たいです!! (2020年8月17日 1時) (レス) id: 0f3063d9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽみぃ(プロフ) - その癖は今回は直さなくて大丈夫です‥‥とっっってもおもしろいので!!終わり方気になります!何から目線って感じですが、書きたいように書いちゃって下さい!私はそれが一番好きです!!ギャグもシリアスも最高!! (2020年8月16日 20時) (レス) id: 9044165cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年7月23日 20時