霊柱は胡散臭い 肆【鬼滅の刃】

百六十一話 スタンド ページ27

10日後、無事伊之助に許可を出し残りの隊士の稽古を続行する。



「おら！耳に頼ってんじゃねぇ！鼓膜ぶち破るぞ！」

「ギャァァアア！！」





バシィン！！と竹刀で善逸のケツを叩く。
聴覚や視覚など、五感が冴えてる者はさらに厳しく行く。



「もうやだァ！男の柱の中だったら1番優しそうなのにィ！アンタも結局同じ穴のムジナだわ！」

「黙れコノヤロウ。上官に向かってあんまり無礼な態度ばっかとってるとお仕置するぞ」

「いやぁぁぁぁぁああ⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎!!!!」

「ちょ、発狂すんな。こわいこわい」






ゴロゴロと床を転がる善逸を見て悲しくなってくる。何故こいつはここまで恥を捨てれるんだろう？

そりゃ死ぬのは怖いかもしんないけど別に今発狂しなくても良くない？俺別に殺さねぇし




「って、ギャァァアア！！なんか太刀川さんの後ろに胡散臭いおっさん立ってるぅう！！！」

「あ、やべ。」




稽古に集中し過ぎたせいか霊力が溢れ俺の守護霊が丸見え状態。
やばいな…なんかちょっとはずい。パンツ見られた感じ





「これはなぁ………俺の※スタンドだ。」

※スタンドとはパワーを持った像であり、持ち主の傍に出現してさまざまな超常的能力を発揮し、他人を攻撃したり持ち主を守ったりする守護霊のような存在である。(ジョ○ョ参照)






「嘘でしょ！？何馬鹿でも分かる嘘をくそ真面目なシリアス顔で言っちゃってんの？？」

「ちなみにお前にも強力なスタンドがいる。」

「え、まじで！！？？俺スタンド使いだったの？？」

「なんか40代位の小デブのハゲがハァハァ言いながら立ってる。」


「それただの同人誌とかによく出てくるモブのおっさんじゃねぇかぁあ！！」





善逸、君確かに年上ウケ良さそうだもんな。

まぁ良いじゃないか。たまに寝てる時に耳元で「ドゥフッ」って、聞こえるだけだし。





「よし、無駄話が過ぎたな。おらお前ら！とっとと稽古の続きすんぞ。」

「ちょっと待ってぇ！？背中におっさんへばりついてんのに稽古もクソもあるかい！！」

「大丈夫だって。つか今まで共存してきたんだし今更問題ねぇだろ。」

「大アリだよ！！つか共存してないから！！勝手に寄生されてるだけだからァァあ！」






結局、善逸が煩いので祓ってやった。


ちなみにこのモブおじさん、よく玄弥とか冨岡に取り憑こうとしてる。弟属性と幼女属性が多分好きなんだと思う。

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