百四十二話 三鬼 ページ8
「コイツは俺が引き受けます!太刀川さんは玄弥達の方へ加勢してください。」
「正気かお前…」
あっちは2体。
一体でも厄介なのに鬼の妹と呼吸を使えない玄弥では確かに難しいだろう。
行けるのか……竈門は土壇場の底力と成長が凄まじいと宇髄と煉獄から聞いている。
「フゥ……死ぬなよ、竈門。」
「はい!」
竈門の目を見てから大きく跳躍して屋敷へと向かう。
「待て柱!お前を倒せばあの方が喜んでくださる!!それに久々の強者との対決で俺は歓喜に満ちてる!」
「うるせぇ若作りジジイ!!そこのでこっぱちも中々やるから我慢しやがれってんだ!」
せめてもの助けとして縛りの札を投げて鬼の動きを一時的に止める。
しかし相手も上弦。すぐに拘束を緩めるだろう。
「竈門妹!テメェら無事か!?」
「むー!!」
「霊柱…!」
禰豆子と掴み合いをしていた可楽の腕を刀でぶった切りすぐさま玄弥の元へと向かう。
「霊の呼吸“壱ノ型”霊魂一風!!」
「(はっ、速ぇ……)」
鬼の舌をぶっ刺せばほんの僅かだが回復が遅れている。
狙うなら無闇矢鱈に増やす首より舌だ。
「小賢しい柱め……あぁ、腹立たしい…」
「短気かテメェ。カルシウム足りてねぇんだよ。ばーか」
「腹立たしい!!」
積怒が錫杖をふりかざす前に札をぶん投げる。
「なんだこれは…!」
「呪術だ。恨みの分だけそれはお前の動きを封じる。」
動きは封じるが呪術というのは自分に帰ってくるもの。基本は俺の守護霊が護ってくれるが使い過ぎは良くない。
「何だ何だ。アイツの方が楽しそうだなあ。カカカッ!お前はもういいぞ娘!」
「竈門妹!!」
腹に足で風穴空けられた禰豆子だがすぐさま蹴り返し可楽の腕を引きちぎり風を生む団扇を奪い取る。
そのまま積怒に向けて風を放とうとする禰豆子だがいくら動きを制限したからとはいえ流石は上弦。
縛りを無理矢理振りほどき錫杖を禰豆子の首に突き立て電撃を流す。
「しまった、竈門妹!」
「禰豆子!!やめろー!!」
竈門も屋敷に流れ込むように飛び込んで禰豆子に刺さった錫杖を攻撃を防ぎながら抜こうとする。
どうやら己の細胞を含む他の個体には電撃は効かないらしい。
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菜穂(プロフ) - 瑠碧さん» すみません間違えて違う人にレスしてました。ピクルーのキミの世界メーカーだったと思います (2022年1月16日 14時) (レス) id: 97df43ce45 (このIDを非表示/違反報告)
マロン - 百五十五話のヘルメットって壱とかでやりすぎ都市伝説でてきてるんで今更ですよね() (2020年10月2日 20時) (レス) id: 31c3af07a3 (このIDを非表示/違反報告)
瑠碧(プロフ) - 壱から読んできました!とても面白いです!ところで、このイラストって、何メーカーさん使ってるんですか? (2020年9月5日 10時) (レス) id: 3cee96974c (このIDを非表示/違反報告)
うんうん - しのぶちゃん生きて欲しい。そして、二人の恋愛が見たい!!これは私の願望なので、決まったオチで構いません(上から目線でスミマセン)ですが!二人のそういった絡みは見たいです!! (2020年8月17日 1時) (レス) id: 0f3063d9b8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽみぃ(プロフ) - その癖は今回は直さなくて大丈夫です‥‥とっっってもおもしろいので!!終わり方気になります!何から目線って感じですが、書きたいように書いちゃって下さい!私はそれが一番好きです!!ギャグもシリアスも最高!! (2020年8月16日 20時) (レス) id: 9044165cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年7月23日 20時