泉 鏡花ちゃんに成り代わっていたんですが！？【壱】

14話 ページ16

Aside





｢着替えましたかー？……もう待ちきれませんわ！開けますわよ！｣






シャーッとカーテンが音を立て、メイド服を着た私が露になる






｢……？えっと、この服……動きやすいです、ね？｣






｢キャーッ！！かんわいいぃ！｣





急に抱きつかれて、ビックリした。
取り敢えず名前を聞こうと、｢あの、名前は……？｣と聞くと、谷崎ナオミ、と名乗った。





ナオミさんは私の手を引き、走った。
｢この姿を早く皆さんにもお見せしませんとォ！｣とか云いながら。←







そして、手を引かれて行った先。
私は周りの人にもみくちゃにされた。






｢ふふふッ……如何でしょう！？｣






｢ナイスだ、ナオミ｣







｢ところで……写真撮ってもいい？｣






茶髪の人が云うので、私は意味が判らなかったけれど、コクリと頷いた。




ナオミさんが｢一寸くるっと回ってみてー！｣と云うから、くるくるーと回った。






すると、ナオミさんは躯をくねくねさせながら｢かんわぃいいいいい！｣と云った。






かんわいい……？緩和いい……？←
私は中島さん？が扉から出てきたのに気づいた。




国木田さんと話している。




……如何したンだろう。

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