10話 ページ12
Aside
速度20ノット_______公海に向けて出航中____
私はあの人が居るであろう場所の扉を開けた。
あの人は血溜まりを作っている。
その人がむくり、と起き上がる。
そして、「助けに……来てくれたの……?」と云う。
私はせめてもこの人は逃げて欲しくて、口パクで「逃げて」と云おうとした。
が、それは龍さんの羅生門によって遮られた。
羅生門があの人の足を掴み、壁に叩きつける。
あの人は龍さんに肩を踏まれ、痛そうだ。
……厭だ。
私の所為で……死ぬのを見たくない……!
だが、足は動かない。
何で……?何で動かないのッ……!
「……殺すつもりで刺したが。不完全ながらも虎の治癒力が阻止している、か……」
彼が痛そうに声をあげる。
私は目を塞ぎ、厭……厭ッ!!と叫んだ。
龍さんは「A……怖がる必要は無い、此処で殺してやるからな」と云う。
龍さん……私はそんな事をして欲しく無いよ……!
「中島……敦!!」
何故か彼の名前が判った。そして声に出る。
辺りが金と銀の光に包まれた。
何、これ……。
私の異能力は夜叉白雪。殺戮に向いている……
夜叉白雪を呼ぶ時は紫色の文字が出てくる筈なのに……!
「異能力____『鏡の国の鏡花,人間失格』」
「「ッ!?」」
私は何故か異能力の使い方が判った。
触れた相手の異能力を無効化する……人間失格!!
私は2人の真ん中に入り、2人に触った。
すると、青い文字が出てきた。
そして、こう叫んだ。
「二人ともッ……喧嘩、しないで!!」←
「「アッハイ」」←←
私は軽く笑い、異能力は私がOK出さないと使えないから……判った……?
龍さんと中島敦?は焦りながらも頷いた。
仲良しだなァ、二人とも。←
78人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白夜月雫 - ルナ・スカーレットさん» ギリギリでした!大丈夫です(*⌒▽⌒*)頑張ります! (2018年7月25日 14時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ・スカーレット - オチアンケートまだ続いていますか?私は太宰さんがいいです。終わっていたらすみません。これからも頑張ってください! (2018年7月25日 14時) (レス) id: 431e23ca16 (このIDを非表示/違反報告)
白夜月雫 - Aliceさん» これは本物です( ..)" (2018年7月25日 12時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 僕のサブ垢です!たまーに来るのでよろしくお願いします( ..)" (2018年7月25日 10時) (レス) id: b14ba397c9 (このIDを非表示/違反報告)
白夜月雫 - チェスドールさん» おぉお!?コメント有難うございます(。_。*)好きな組み合わせですか!良かったです!更新頑張ります! (2018年7月23日 21時) (レス) id: 74159afe69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白夜月雫 | 作成日時:2018年7月22日 15時