4話 ページ6
深澤side
Aが部屋に入ってきた時から様子がいつもと違った
不思議に思って名前を呼ぶと、いつものように返事が帰ってきた
自分の考えすぎかと思って特に追求せずにいると佐久間の焦った声が聞こえてきた
佐「.....待って、A顔色やばい」
いつもと声色の違う佐久間に全員が駆け寄る
Aの顔を見ると異常な程に真っ白で怖くなる
阿部が声をかけるとAの手が段々と震えてきて呼吸も浅くなる。
過呼吸のような状態になったAに全員焦り出す
Aの顔を熱がないか触った舘が焦った声で喋る
宮「!!...熱は無い。けど、異常なくらい冷たい。」
渡「.....俺なんか暖まるもの持ってくる」
翔太が走って部屋を出ていくと照がAに声をかける
岩「A、大丈夫だから。俺の声聞こえる?」
「っ、ひかる、.....て、」
岩「.....手?」
「っ手、ぎゅってして、」
照が直ぐに手を握ると少しだけ呼吸が整う
寒そうに体を震わすAに上着を貸してもう片方の手を握る
こんなことは初めてでどうしたらいいか分からなかった
ただ、Aの呼吸が落ち着くのを願うことしか出来なかった
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作者名:罵詈 | 作成日時:2023年5月25日 22時