日記1 ページ20
「…日記でもつけよう、かな」
キヨが部屋から出てしまって暇だ。
仕方ない、日記をつけて悪い事はないだろう。
本棚から白紙のノートを見つけて、
羽根ペンでスルスルと文字を書いていく。
−−−−−
✤月☩日
日記を書こうと思う。
私の能力はここ最近落ち着いてきている。
暫くは能力の事については気にならないだろう。
ここの人達はみな変だ。
私を見て怯えないし、
むしろ今の私を見ていてくれているよう。
悪い気はしないかな。
−−−−−
「…こんな感じ、か。」
初めてにしては上手く書けたような気もする。
…はぁ、頭が痛い。
目を瞑ると、心配そうな顔を
している
浮かび上がる。
段々苛立ってきた。
コーヒーカップを睨んで手に力を込める。
するとコーヒーカップは簡単に壊れてしまい、
部屋中にアラートが鳴り響いた。
キヨ「A！」
「…キヨ」
キヨ「おま、コーヒーカップ…壊したのか。
怪我ない？大丈夫か？」
コーヒーカップは二の次に、
私の掌を真剣に見つめているこの男。
やっぱり意味わかんない。
「…怪我はない。…なんで？」
キヨ「え、」
「なんで私にそんなに構うの」
キヨ「…そんなの、
お前が好きだからに決まってんだろ」
キヨはそう言いながら立ち上がって、
割れたコーヒーカップの破片を袋に入れる。
キヨ「あ、俺ら今日の夜いねぇんだ。」
「そう」
キヨ「あー、うっしーとかレトさんは多分
そこら辺でぐーたらしてるだろうから
何かあったらソイツらに言ってくれ」
「分かった」
キヨは私を見てから、
にっこりと微笑んで部屋から出た。
読めない男。
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おつ2 - なんだろ?目から涙が、わぁーーん (2020年7月21日 2時) (
レス) id: b32bfe3549 (このIDを非表示/違反報告)
みっちー - ｸﾞｯﾌｫｫｫｫｫｫｫｫｵｯ((ごめんなさい スッゴい面白い作品ばっかりで私もそんな才能ほしいです！！更新頑張ってください！！ (2019年4月2日 21時) (レス) id: ecced31756 (このIDを非表示/違反報告)
日向マジ神(プロフ) - 何だろ。現実の自分はクソ弱いのにこっちだとめっちや強い、わーい！作者さん頑張ってね-！ (2019年3月20日 23時) (レス) id: 6bc0f07086 (このIDを非表示/違反報告)
舞中蠍(プロフ) - 当たりですw確かに程度なんてものじゃないですよね (2019年3月7日 18時) (レス) id: ff6619b807 (このIDを非表示/違反報告)
ケイワイ - なるへそ、東方の、フランちゃんイメージかな？そして能力は、東方の、フランちゃんのありとあらゆる物を破壊させる程度の能力か？毎回思うが、これって、程度じゃないよな（笑） (2019年3月7日 18時) (レス) id: 00238eb098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞中蠍 | 作成日時：2018年11月14日 15時
