嘘という名の第20話 ページ20
「………」
あれから城に戻って、夕食を作る。さっきの
女性に言われた言葉が頭の中でモヤモヤする。
メイド「Aさん…？どうかなされましたか？」
「あ…いえ、なんでもありません。
仕事に戻ってください。」
メイド「は、はい…」
いや、何も考えてはならない。
私はグルッペン様方の従順なメイド。
そう思っていても、ぐるぐると女性の言葉が、
頭の中を巡る。
「…すみません、今晩外に出てくるので、
城の事を任せてもいいですか？」
メイド「はい、構いませんが…珍しいですね、
Aさんが私用で外に出るなんて。」
そうでしょうか、私は軽く返事をして、
食堂のテーブルに皿を置いた。
−−−−−−−−−−−
グル「…味が違う。」
トン「そういえば…そやなぁ。A、調子悪いん？」
幹部様方に出した料理。
だけどグルッペン様やトントン様は、
味が違うと仰った。
「申し訳ございません、すぐに別のものをお出しします。」
グル「いや、構わん。…だが、どうかしたか？
お前がここまで味を変えることは無かった。」
ゾム「ん〜…ちょい舌がぴりっとする。なんか入れたん？」
いえ…と答えても、ふわふわとしたように
私の体は動かない。
グル「＿…何かあったのか。」
この人は、人の心まで読めるのか。
「…いえ、なんでもありません。申し訳ございませんでした。」
私はグルッペン様に初めて嘘をついて、
皿を片付けた。
続く (更新停止中)
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まる。 - メイド長かっこよ！続き頑張ってください！ (2023年1月24日 17時) (
レス) @page20 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - メイド長カッコいい！頑張ってください！！ (2021年1月24日 16時) (レス) id: 0830061a27 (このIDを非表示/違反報告)
うるふ - ふぅ〜↑メイド長カッケェー！！ (2020年2月28日 23時) (レス) id: b2f70beae4 (このIDを非表示/違反報告)
虎徹 - メイド長かっけぇー『愛しい我主の為に・・・』かっけぇーこの話ハマりますね！だって私ハマったから！！いいっすね最高です好き過ぎますこれからも頑張ってください (2020年2月28日 17時) (レス) id: 5e3f64769d (このIDを非表示/違反報告)
欄 - この話好きです！ (2020年2月11日 8時) (レス) id: 2cbf0b2098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞中蠍 | 作成日時：2019年1月16日 15時
