検索窓
今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:452 hit

痛みは最小限に抑えましょう(9/13修正済み) ページ6

グラスホッパーをフル活用して、ほぼ最高速で僻地へと急ぐ。

[[ミト、ひとらんさんの詳しい場所は分かる?]]

mt[えぇ、視覚情報を送信します]

[[ありがとう……ふむ]]

それは、端的に言えばコンクリートの箱だった。殺風景で、機能と耐久性以外を捨てたような見た目の、いかにも怪しい建物だった。

ミトの情報によると、その地下2階に居るようだった。

[[……アイビスで吹っ飛ばしちゃダメかな]]

ai[いやさすがにダメだよ!]

st[私達は中に入れるけど、リーダーはどうするの?]

[[黒を使うわ]]

ai[…OK、それならボクとライ、リーダーとセッちゃんでツーマンセル組んで動こう]

[[そうね。アイリが正面で盾メイン、セツナの変化弾と私の弾で突っ切りましょう。ライは目に付いた障害を全部壊して進んで]]

[[[了解]]]

そう言っていると、丁度到着した。

(…トリガーオフ、黒トリガーオン)

『サモン、ファイアフライ』

li「旋空弧月」

蛍を出入口に配置して、出入口をぶち破る。間髪入れず、全員で突入した。ゾム達はロボロさんとミトがいい感じに指示してくれるだろうと思い、指揮は執らないことにした。

『…アイリ』

ai「ん、リーダーも感じた?」

『ええ。セツナは?』

st「うーん、嫌な気は感じるけど」

li「…静か過ぎません?」

ai「そう!そうなんだよね」

『…どこから…?』

なんというか、嫌な空気が充満しているような感覚である。

li「……下から、聞こえる」

ai「下?」

li「うん、下から、少なくとも16人、声が聞こえる」

『なるほどね』

ライのサイドエフェクトなのだろう。ともかくこれで、上の建物は完全にブラフなのが分かった。

『…ミト』

mt「はい、何かお探しですか?」

『下に降りるルートは分かる?』

mt「少々お待ちください…1階から地下1階に降りるルートは分かりましたが、地下1階から2階に降りるルートまでは分かりません」

『充分』

だとすると、地下1階をくまなく探索するのは危険そうだ。

『ライ』

li「はい」

『重要任務よ。カメレオンで先行して、そのままひとらん を救出して』

li「了解」

そう言うと、ふっとライの姿が消えた。

ai「ボクらはどうするの?」

『当然向かうよ。陽動としてね』

st「…それは危険じゃないかしら」

『それもそうか……ならセツナ、ここに残ってありったけの炸裂弾と合成弾を用意して』

st「ふうん…了解」

蜘蛛の巣を踏み抜く→←ただでは折れたくない



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:wrwrd! , d! , ワートリ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:青緑柱石 | 作成日時:2021年12月6日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。