策士？ ページ48
ピリッとした。
一瞬で空気が凍ったように思う。
ボ「そんなのどこまでも追っかけて連れ戻すさぁ。」
『ムリだよ。きっと返り討ちにあうよ？』
ボ「やってみなくちゃ分からんだろぉ？わっしは諦めるつもりないんでねぇ。」
『じゃぁ今すぐ訓練に戻って。』
ピリピリした雰囲気の中。
ボルサリーノはうぅ〜ん。と顎を擦りながら考え込んでいる。
ボ「じゃぁ…Aが応援してくれたらぁまともに訓練しようかなぁ？」
は？
ゼ「はぁ？」
わ、代弁ありがとうございます。
ボ「ゼファー先生が呼びに来たって事はぁ、Aは敷地内に入る許可があるってぇ事ですよねぇ？」
ゼ「まぁな。お前のせいだぞ、ボルサリーノ」
ボ「だったらぁ、Aが来て応援してくれればいい。」
『だから嫌だって。なんで海兵がいっぱいいる所に行かなくちゃいけないの、絶対いや』
ボ「人目につかないとこにいればいいさぁ。わっしの部屋とかどうだぁい？」
バ「お前の部屋に私の孫を連れ込むって？バカ言うんじゃないよ。」
ゼ「まったくだ。諦めろボルサリーノ。嫌われたくないなら真面目に訓練に励むんだな」
ボ「それは残念だぁ。来てくれたならもうサボらないのになぁ。」
ゼ「…なに？」
ボ「わっしの目的はAですからねぇ〜。近くで応援してくれるなら、雑用だってやりますよぉ」
ゼ「…。(チラッ)」
「ビクッ」
うっ
期待の眼差し…
そんな目で見ないでください…
ボ「それに。わっしのとこにいた方が安全じゃないかぁいバーさん」
バ「…とって食ったりしないだろうね。」
ボ「さすがにそこまでしないさぁ。この見た目だと襲われないかピリピリするんじゃないかなぁ？」
バ「…。嫌なとこついてくる奴だよ、ほんと。」
ニッ
て得意げに笑うボルサリーノ
バ「A」
「？？」
バ「この先生きていくのに海軍は絶対関わっていくだろうさ。」
「…」
バ「こいつらがいるうちに少しでも慣れておくに越したことはない」
「！？」
バ「接待だと思って、見学に行ってみたらどうだい？」
『でもっ』
ゼ「来てくれるなら全力で君の事も、このバーさんの事も守ると約束しよう。」
「っ」
そんな…
でも、、たしかに避けては通れない…
『ボルサリーノ』
ボ「ん〜？」
『絶対逃げないでよ？サボりもダメ』
ボ「ってぇ事はぁ〜」
『行くから…でも…他の海兵に絡まれたら助けて…』
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作者名：あつやき玉子 | 作成日時：2022年8月4日 15時
